株式会社レトロモダン 代表取締役
齋藤 貴之氏
個の目標意識が希薄化してしまいがちなリモートワーク環境下において、メンバーのベクトル乖離や離職に不安を感じている企業様からの相談が増えています。メンバーのベクトルを合わせ、チーム一体化を実現するために必要なことは何でしょうか? 本講演ではリモートワーク環境下で若手社員にセルフマネジメントしてもらうために人事や管理職ができることについて事例を交えてお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
リモートワーク中心で社員一人ひとりの気持ち(モチベーション・目標意識)が見えにくく、ベクトル乖離や離職に不安を感じている企業からの相談が増えています。中でも新人・若手に対する懸念を抱いていることが多いようです。
何のためにこの仕事をしているのか? 何を目指して働いているのか? 自分は上司から信頼されているか? このままで良いのだろうか……? 新人・若手社員にとっても、不安な状態が続くのは決して望ましいことではありません。
働き方・価値観が多様化する中、個と組織をともに強化し組織としてより高い次元で一体化し成果をあげていくためにはどうしたら良いか? 100人100通りの「ありたい姿」を受容しつつ、組織としての価値観を共有するために必要なこととは?
組織と個人の信頼関係を高次に築き、ともに成長していきたいと考える企業の方に特におすすめしたい講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
これまで500社以上の経営課題解決に携わってきた中で、常に最も大きなテーマの一つになっているのが「経営理念・ビジョンの策定・浸透」です。上意下達型のリーダーシップが主流だった時代には、まずは経営者自身が理念ビジョンの意味や価値を真に理解することから始まり、社員への浸透支援が中心でしたが、働き方や価値観が多様化している昨今では、会社からの一方的なメッセージだけでは十分とは言えなくなってきました。
一人ひとりの考え方・価値観を大切にした上で、組織として重要な指針や目的を共有していくためには? 働きやすさと成長の共存とは?
このような課題に対して、弊社ではまず個人理念ビジョンを明確化することを大事にしています。個の信念を確立した上で組織の価値観を受け入れた状態こそが、スパイラルアップしたチーム一体化だと考えるからです。
・本人の気付かない本質(核となる部分)に気付かせる
・個人の成長目標や信念をチームで共有する
・Personal Identity(PI)を確立させ、組織の価値観を共有した上で実現可能なアクションプランを策定する
弊社オリジナル研修Good Team、My Career Produceの手法を用いた、オンラインでも活用できる事例をご紹介します。コロナ禍の今だからこそ実現したい、より高次元でのチーム一体化の一助になれば幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
新型コロナウイルスの影響により、これまでと大きく異なる環境となった2020年。企業存続のためリモートワーク化も一気に加速しました。さまざまなWEBツールの活用などにより業務の効率化につながっている部分もある反面、対面コミュニケーションが減少したことで、会社と個人の信頼関係、特に新人・若手社員など入社から日の浅いメンバーとの関係構築に難しさを感じている企業も多いのではないでしょうか。
現在の変化を一時しのぎと捉えるのではなく、長期的飛躍につながる変革期として、今こそ将来の組織を大きく育てる土壌を育むべき時期だと考えます。10年後の貴社の中核を担う人材を、ともに育て、組織を大きく発展させていきましょう!
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。