株式会社グロービス コーポレート・エデュケーション マネジング・ディレクター
西 恵一郎氏
変化が激しい環境の中、変化に柔軟に対応し事業成長を担うリーダーの育成は急務といえます。主力事業だった写真フイルムの需要が激減した過去の経営危機を乗り越え新たな事業で成長を遂げた富士フイルム。本セッションでは、長年にわたって、日・米・中・アジアで同社の多様な事業の責任を担い、現在は富士フイルムのアジアパシフィック地域本社の責任者を務める太田氏にご登壇いただきます。多くの現地法人長・事業部長を育成してこられた事例や経験を共有していただくことで、事業成長をけん引するリーダーに必要な資質とその伸ばし方を明らかにしていきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
急速な技術革新やコロナ禍を背景に、経済・社会・働き方などで、大きな地殻変動が起きています。このような局面において、国内・海外を問わず、自社の事業をけん引できるリーダーが成長のカギを握ります。経営側の求めるスピードで事業を担うリーダーを持続的に輩出していくことは、人事や事業部人事の重要なミッションになっています。
本講演では、グロービスがこれまでに携わってきた、さまざまなリーダー育成における知見と照らし合わせつつ、国内・グローバル市場を問わず、事業成長を担うリーダーをどのように育てるかについて考えていきます。
事業成長をけん引し活躍できるリーダーに必要な資質や知見は何か、どのような経験や環境の下で育成できるのかなど、人事部で全社の人材育成を企画する方はもちろん、事業部でのリーダー育成を担う方にも参考になる内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、事業成長を担うリーダー育成事例として、富士フイルムのアジア市場での育成を取り上げます。ご講演をいただくのは、日・米・中・アジアパシフィックで多様な事業責任者の経験があり、現在も富士フイルムのアジアパシフィック地域本社の責任者を務めていらっしゃる太田様です。主に、事業成長の要となる現地法人長、事業部長クラスを海外で育成されてきたご経験についてお聞きしながら、事業成長を担い、けん引するリーダー育成を紐解いていきます。
太田様からは、国内外での豊富なビジネス経験・現地法人長の育成経験より、海外で通用するリーダーとはどのような人材か、そういう人材をいかにして育て上げるか、事業責任者の視点から生々しいお話を語っていただきます。
また、グロービスとの対談を通じて、
・事業を創りけん引できるリーダーや、勝てる組織を創ることのできるリーダーには、どのような特徴があるのか
・幹部人材や幹部候補人材は、どのような経験を積むことが必要か
・グローバルで外資系と戦う中で、外資系リーダーと比較して日本人の課題は何で、その課題克服には何が必要か
・国内では、どのようにポジションをアサインし、人財を活用していくのがよいか
など、日本・グローバル市場で事業経営を担うリーダー育成の肝を探っていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回、事例としてお話しいただく内容は、主に現地法人でのリーダー育成ですが、事業経営を担う人材への問題意識は、現地拠点長育成の問題意識と実に近しく、参考になる要素が多々あると考えています。
太田様のFactに基づいたリーダー育成のご経験事例から、事業経営を担うリーダーとの共通性を探りつつ、企業のコア人材育成・組織開発につながる示唆を多くお伝えできればと思います。
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