株式会社NEWONE 代表取締役社長
上林 周平氏
コロナ禍でテレワークが定常化する中、新入社員の育成もこれまでと大きく変えていく必要があります。オンライン化で必要とされる能力や、目指すべき育成像を見直さなければなりません。そこで、鍵を握るのが「エンゲージメント」です。本講演では、エンゲージメントを高め続けるための3つのポイントや、OJT育成をはじめとした「新入社員育成」について実例を交えてご説明します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ウィズ/アフターコロナの状況において、新入社員研修やOJT育成をはじめとした「新入社員育成」の方針や内容を決めきれていない方のお役に立つことができます。
具体的には「オンライン研修とオフライン研修の使い分けに悩んでいる」「この機会に新入社員育成の目的・ゴールから見直す必要を感じている」「早期離職に悩んでいる」「新入社員の主体性不足(受身的、当事者意識が薄い)を感じる」「OJTが現場任せになっている」「新入社員のエンゲージメントが低いと感じている」といった方に対して、具体的な事例を用いながら解決策をご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、大きく2つのパートがあります。
前半パートでは、昨今の若手世代の傾向および若手世代を取り巻く環境についてお伝えします。デジタルデバイスがあるのが当たり前な時代に育ち、ゆとり世代とも呼ばれるこの世代。なぜ自分が行う必要があるのかという意味を大切にし、また社会への貢献意識も強いといわれる若手の傾向について、考える機会を作ります。
また、人生100年時代が叫ばれ、「新卒で入社した会社で勤め上げる」という前提が崩れた現代。若手社員の就社意識が低下する中、「自社で働き続けることを前提とした新入社員の育成」という育成の考え方から、「自社で働き続けるとは決めていない新入社員の育成」への転換の必要性、そして具体的にどのようにして新入社員のエンゲージメントを高め、どのようにして「早期に自社と良好な関係性を築くのか」のポイントをご説明します。
後半パートでは、上記のポイントを踏まえ、どのように新入社員研修やOJT育成をはじめとした「新入社員育成」が必要かをお伝えします。単なるスキル・能力の向上ではなく、エンゲージメントの向上を行うためには、従来型の育成を見直して「教えて育出る」のではなく、「体験をデザインし、自ら気づかせる」といった、これまで以上に主体性を重視した育成が必要となります。今回のセミナーでは具体的な実施事例を交えながら、ご説明します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「働く」を取り巻く環境変化が加速するにつれて、新入社員の仕事に対する考え方・価値観の変化も加速しているように思います。自社に入社してくる新入社員は、どんな考えを持っていて、何をきっかけに仕事の面白さを感じ、どんな体験で主体性を発揮したいと思うようになるのでしょうか。こんなことを考えていただく機会になればと思います。
「エンゲージメント」とは対等な関係においてつながりの強さを示す考え方ですので、「企業・組織」と「新入社員」の新しいWin-Winの形を考えていただくきっかけになれば幸いです。
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