株式会社トランストラクチャ シニアマネージャー
田頭 悠氏
360度診断や、社員意識調査は多くの企業で導入されていますが、企業の人事担当者にお話を伺うと、結果を経営に報告するところまでで力尽きているケースが少なくありません。本講演では、弊社の事例を元に、360度診断や社員意識調査を通じて得られた結果を人事施策や組織開発、人材育成につなげるためのポイントについて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
サーベイ(360度診断や、社員意識調査)を実施したけどやりっぱなし、次の手はどうしよう……
そんなお悩みをお持ちの方に向けた講演です。
従業員1000人以上の企業を対象とした調査によると、社員意識調査は55%、360度診断は18%の企業で実施されています。特に360度診断は、マネジメント改革のツールとして中央省庁での導入も進んでおり、今後さらに活用の幅が広がっていくことが予想されています。
このように多くの企業で導入されているサーベイですが、企業の人事担当者にお話をうかがうと、設問設計などの仕様設計に戸惑いながらアンケートを実施・運用し、経営に報告するところで力尽きているケースが珍しくありません。
本講演では、当社の事例を基に、360度診断や社員意識調査を通じて得られた結果を人事施策や組織開発、人材育成につなげるためのエッセンスについて解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
リモートワークが進む一方で、直接的なコミュニケーション機会が減り、社員の働きぶりや考えていることが見えにくい環境になってきています。
最近ではパルスサーベイやピアボーナスなど、ITツールを活用した社員感情の可視化ツールが脚光を浴びていますが、一般的な社員意識調査や360度診断アンケートでもうまく使えばコミュニケーションツール、組織の可視化・開発ツールとして活用することができます。
短い時間ではありますが、Excelで簡単にできる分析方法や、アンケートを実施した後の組織開発、人材育成に向けた活用方法などに絞ってセミナーは説明できればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
360度診断や社員意識調査など、サーベイに関わる人事の方に、社内に持って帰って内容をシェアしたくなるようなセミナーができればと思います。本講演にご参加いただく皆さまにとって、少しでも課題を解決するヒントとなれば幸いです。
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