株式会社HRインスティテュート 取締役 シニアコンサルタント
狩野 尚史氏
コロナ禍中、いち早くオンライン型のプロジェクトに切り替え、新しい事業立案を支援してきた実例から見えてきた成否のポイントを3つに整理しました。①オンライン型プロジェクトの強みと弱み②今あるリソースを再認識し、出来ることから始めるエフェクチュエーションプロセス③課題解決型ではなく、問題開発型のアート思考の強化と活かし方それぞれを解説し、成功に繋がる要素を明らかにします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
昨今の新型コロナによる影響によって、これまで対面で実施していた、事業戦略立案や新規事業創造プロジェクトなど、人材育成のための取り組みが難しくなりオンライン化へと変化してきています。
そんな中、大きな変化に対応できるように、事業としての進化、人材としての進化はより一層求められるようになってきます。
本講演は、対面でのプロジェクトではなくとも、オンラインでのセッションにて実践的に事業創造していくことで、アフターコロナで自ら変化に対応し新しい価値を創造できるリーダーを育成したいとお考えの方におすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
多くの事業立案では、目的ありきになるケースが多々あるのではないでしょうか。
もちろん、目的は重要ですが、「目的ありき」になってしまうと、いつも同じ手段を思考してしまう危険性もあります。
コロナの影響によって、社会はより不透明な時代になりつつあります。さらに大きな投資も厳しい状況になってきています。そんな時代だからこそ、今自分たちの持っている強みとは何か、使えるアセットは何かを改めて深く考える必要があるのです。
自分たちの強みを「当たり前」として見失っているケースが多々ありますが、今ある自分たちの強みを組み合わせていくことで新しい顧客の価値や新しい目的が創られるアプローチもしっかりと浸透させていくべきと考えています。
今回の講演で自分たちの手持ちの強みを組み合わせ、これまでとは違うアプローチでの事業の進化を考えていくきっかけにしていただければと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
VUCAワールドが本当に新型コロナの影響によって引き起こされました。これまでも変革の重要性は多く語られてきましたが、変革せざるを得ない状況になっています。
口では言っていたが、行動に移せなかった「変革」が、本気になるきっかけかもしれません。
さまざまな人材育成や事業育成のアプローチがありますので、本講演が皆さまの今後を考える一つのきっかけになれればと思っております。
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