株式会社シェイク Human Resource Consulting部門 シニアアソシエイト
松林 義之氏
今後、より育成が機能しない職場になります。テレワークで上司は部下の様子が見えない、関わりが減る、忙しいので成長支援ではなく業務管理・支援のみに終わる等。HRツールでの社員の状態把握だけでは上記要因で育成は機能しづらいです。その環境で「自ら育つ」若手をどう育てていくか? 若手の日常に変化を起こし自律成長力を育むポイントと、職場育成を支援するAIメンターをご説明します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ポスト終身雇用、テレワーク増加による育成機会の減少など、 社員には、これまで以上に「自ら育つ」ことが求められる社会になることが予想されます。
一方で、職場のマネジャーは、
・忙しい&テレワークで、部下育成の時間がそもそも少ない
・業務支援(仕事のPDCA)はするが、成長支援(成長のPDCA)まではできない
その結果、若手は自己成長や仕事の意味を大切にしているにもかかわらず、
・自分の能力の壁に当たると、自己成長に自信を無くし、自己限定するようになる
・未来に期待感が持てず、入社時の想いが薄れ、仕事の意味を感じられず、仕事をこなし始める
可能性があります。この若手時代を変革しなければ、作業者やイキイキしなくなる若手が育ってしまいます。
本講演では、昨今の若手傾向を踏まえ、 育成が機能しにくい職場で「自ら育つ」若手をいかに育てていくか。それを支援するHR Tech AIメンターもご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
自ら育つことが求められる社会になりますが、 残業時間の削減、テレワーク推進、ハラスメント防止など、職場育成が機能しづらい状況が、より促進されることも想定されます。
その結果、これまで以上に、成長できる若手と、そうでない若手に二極化していきます。
成長に自信を持てない若手は、入社時の想いが薄れ、自分にも仕事にも期待しなくなり、給料を稼ぐための我慢の場として仕事を位置づけ、イキイキしなくなっていきます。
この環境下において、人事として、若手の何を育成していくべきか。若手本人や、職場に対して、どんな支援をしていくべきかが本講演のテーマとなります。
講演では、昨今の若手傾向をご説明し、成長していく若手とそうでない若手の違いを、若手本人の特性と、職場での育成側の関わり方の両観点から考え、人事として、若手本人の何を育成すべきなのか、職場の育成側にどんな支援をすべきかを考えていきます。
そして、若手社員の自ら育つ力を育んだり、 また職場でのマネジャーの部下育成をサポートしたりする、当社サービスの「自律成長力を育む、HRTech AIメンター」のご説明もできればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は、「イキイキと働く人が一人でも多く増えてほしい。個人から、会社から、もっと日本を元気にしたい」というミッションに向け、「20代からのリーダーシップ開発」をド真ん中に事業をしています。
誰もが持っている仕事への想いに沿ってセルフリードし、その想いに共感した仲間と一丸になっている状態こそがリーダーシップであり、創りたい世界観です。
そして、20代からのリーダーシップ開発をしていく土台として、若手段階で、自分の成長に自信を持ったり、自律成長力を育んだりすることが肝だと考えます。
本講演を通じ、人事として、若手にどんな支援をすべきかを考えていただく機会になれば幸いです。
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