株式会社イエルバ・ブエナ 代表取締役
宮本 竜弥氏
リモートワークが急拡大する中、部下とのコミュニケーションが必要最低限になっているケースが増えています。人を動かす影響力を発揮するには、(1)論理性に加え(2)共感性(EQ)が必須です。ここでは特に(2)を最大化するための「リーダーの3つのチカラ(傾聴のチカラ、質問のチカラ、伝達のチカラ)」の観点から非対面かつ短期間で実践できるリーダーのためのコミュニケーション術をご紹介いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コロナ禍をきっかけに、リモートワークが急拡大する中で、部下とのコミュニケーションが必要最低限(用件のみの伝達)になっていると言うリーダーが増えています。これが常態化すると、業務効率や質などの担保や、部下のモチベーションを維持することは難しくなり、ひいてはチームビルディングに悪影響があると危惧する声も上がっています。
本講演では、(1)対面でなくとも(2)短い時間を効果的に活用したリーダーのためのコミュニケーション術についてお話しします。
人を動かす影響力を発揮するには、(1)論理性に加え(2)共感性(EQ)が必須です。ここでは特に(2)を最大化するための「リーダーの3つのチカラ(傾聴のチカラ、質問のチカラ、伝達のチカラ)」にフォーカスしてお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私は、2007年に独立して以来、(研修以外に)2つの事業を立ち上げました。最初はITコンサルティング事業で、初年度の売上は1億6000万円を超えました。次に、知識も経験もありませんでしたが、フレンチレストランをゼロから立ち上げました。事業企画には自信があったからです。最初の1年半は苦労したものの、高級フレンチ懐石弁当をプロデュースし、日本一の売上にすることができました。
しかし、2つの事業で幹部社員に裏切られ、多額の借金を抱えることになってしまいました。
資金繰りのめどが立たず、生きていることが苦しいと感じたこともありました。もう人は信用できない……。
そんなときにある人に出会いました。彼は私の言葉に耳を傾け、質問を投げかけ、ときにフィードバックをくれました。不思議と自分が素直になるのを感じました。私はその後、必死に脳科学やリーダーシップを学ぶようになり、気づいたことがあります。
人は、理屈だけでは動いてくれません。感情レベルの納得がないと、いくらリーダーが優秀でもついていくことはありません。
ここまでは多くの方はご存じと思います。しかし、実践できるかというと、話は別です。
受講してくださった方が現場ですぐに使える、効果的に部下の心をつかむ「3つのコミュニケーション手法」についてお伝えします。ぜひ実践していただけたら幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
リーダーの重要な仕事は、「人を介して成果を出す」ことです。私は人で苦労しましたが、最近は協力し励ましてくれる仲間もたくさんできて思うことがあります。それは「喜びをもたらしてくれるのも人」ということです。
それを実現するには、難しい理論は必要ありません。当たり前のことを「意識のスイッチ」を入れることで実行することです。
「当たり前のこととは何か?」
慣れないリモート環境でご苦労なさっているリーダーの方に、1つでも2つでも持ち帰っていただくことを意識してお話をします。
ぜひ、ご自身の部門メンバーを想像しながら、具体的にどのような場面で使えそうかを考えながら聴いていただけるとうれしく思います。
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