従業員エンゲージメント向上活動を支援するソリューションの提供を開始

～「従業員エンゲージメント育みサービス」で経営層と従業員の自発的・継続的なコミュニケーションの実現を支援～

株式会社日立ソリューションズ・クリエイト（本社：東京都品川区、取締役社長：南 章一、以下、日立ソリューションズ・クリエイト）は、従業員エンゲージメント向上活動を支援するソリューションの第1弾として、経営層と従業員が自発的・継続的にコミュニケーションできる基盤となる「従業員エンゲージメント育みサービス」を開発し、2024年4月23日から販売を開始します。

近年「人的資本経営」に向けた気運が高まり「人的資本の開示」の義務化が進む中、従業員エンゲージメントは企業価値を評価する指標として注目されています。その向上には「企業理念の浸透」「企業と個人の目標やビジョンのすり合わせ」「コミュニケーションの活性化」など*1のアプローチが必要です。しかし、日本は海外に比べて従業員のエンゲージメントが低く*1、また、その向上を図るにも、組織の規模が大きくなると企業理念などの浸透も容易ではありません。

これまで日立ソリューションズ・クリエイトは、2015年の会社合併を機に、従業員の働きがいに着目し、さまざまな取り組みを実施してきました。その一環として2020年には離れて働く従業員が一体感をもって働くことを実現する「仮想オフィスサービス」を自社開発・自社利用し、2022年4月からは社外提供しています。自社利用・社外提供を通じて得られたユーザーの声から、「仮想オフィスサービス」が持つコミュニケーション機能が「従業員同士」の交流だけでなく「経営層と従業員」の交流を生み、結果として従業員エンゲージメント向上に効果が見られることが分かってきました*2。こうした経験を通して、働きがいや従業員エンゲージメントは一朝一夕には向上せず、継続的な活動が重要であることを実感しています。

このような背景を踏まえ、これからは、自社内での取り組みや「仮想オフィスサービス」の提供を通して得た知見を活かし、新しいサービスを提供していくことで、社会課題である従業員エンゲージメント向上に貢献していきます。
その第１弾「従業員エンゲージメント育みサービス」は、従業員同士の「コミュニケーションの活性化」に加え、従業員エンゲージメントの向上に必要な「企業理念の浸透」や「企業と個人の目標やビジョンのすり合わせ」の実現に向け、「経営層と従業員」の継続的なコミュニケーションを支援するものです。

また、今後、従業員エンゲージメント向上活動を支援するソリューションとして、エンゲージメント状態を計測するサーベイなどの提供を検討しています。

*1矢野経済研究所 2023 従業員エンゲージメント市場 ～「個」を活かす人的資本経営へ～より抜粋*2当社調べ。2023年12月以降計測を開始した利用顧客２社中２社が、開始前後でQ12*3のエンゲージメントサーベイポイントが向上*3アメリカの心理学者フランク・L・シュミット博士が世論調査会社・ギャラップ社とともに開発した従業員エンゲージメントサーベイ

「従業員エンゲージメント育みサービス」の特長
1.経営層からの気軽な発信を実現する「エンゲージメントスクエア」
SNSのような感覚で誰もが気軽に発信し、誰もが気軽にリアクションや返信できるのが「エンゲージメントスクエア」です。経営層が方針に込めた思いなどを自分の言葉でつぶやくことができる上、思いある従業員が自分の思いを直接経営層に伝えることができるので、「企業と個人の目標やビジョンのすり合わせ」の機会を増やせます。

2.組織の状態を把握できる「ダッシュボード」
サービスの利用状況（コメント・リアクションの発生状況やログイン率など）だけでなく、勤務時間や勤務場所など、組織の状態を把握するために必要な情報をダッシュボードに表示します。会社全体・組織ごとの状態を把握できるので、タイムリーなフォローや対応の検討が可能となります。

3.経営層と従業員をつなぐコンシェルジュ「執じぃ」
サービス上に設けたキャラクター「執じぃ」は、サービス利用者のコミュニケーションを促進するコンシェルジュです。経営層と従業員に会話のお題を提供してコミュニケーションを促したり、経営層の代わりに情報を伝えたり、意見を受け付けたりします。コミュニケーションを事務的・機械的なものではなく、キャラクターを介して人間味あるものとすることで、経営層と従業員のコミュニケーションの距離感を縮め、「企業理念の浸透」しやすい組織風土を醸成します。またキャラクターの存在をサービスへの親近感につなげ、サービスを利用した継続的なコミュニケーションを支援します。

4.従業員コミュニケーションの基盤「はぐくみスペース」
組織全体の「コミュニケーションの活性化」を支援するのが「はぐくみスペース」です。ログインユーザーの顔写真を本人の入力したコメントとともにランダムに表示します。コメントには返信やリアクションも可能なため、組織や職位、働く場所を越えた偶発的なコミュニケーション創出を支援します。

＜提供価格＞
お問い合わせ先までご連絡ください。

＜提供開始日＞
2024年6月10日（予定）

◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。

（株式会社日立ソリューションズ・クリエイト／ 4月23日発表・同社プレスリリースより転載）