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新規事業を50以上立ち上げたフリーランサーが語る
企業と「“解像度の高い”仕事のプロ」とのいい関係づくり

株式会社守屋実事務所

守屋実さん

手軽に・簡単に・確実に身につくものにプロの価値はない

いま企業では、副業の波が起こりつつあります。今後は、まだ十分な自信はないけれど会社の外で力を試したい、という人が増えてきそうです。

はい、徐々に増えてきていると思います。でも、もっともっと、多くなってもいいのではないかと考えています。例えば、経験に不安があるなら、量稽古をすればいいだけの話です。これだけ副業が認められていて、外で稽古ができる場があるのですから、どんどんやったらいいんじゃないでしょうか。でも、その一歩が踏み出せない人がいる。もったいないです。歩みを留めてしまうパターンのひとつに、大上段に構える、というのがあります。ナショナルクライアントから受注しよう、法人化しようなどと、最初からやたらと大仰なのです。

企業で働いていているうちに、形を整えないと始められないとか、最初から最終形で進めることを強いられる環境に浸かっているあいだに、まずは動いてみるということができなくなっているなど、さまざまな理由があるのかもしれません。

講演会などで登壇の機会をいただくと、「どうしたら守屋さんみたいになれますか?」と聞かれることがあります。そのとき私は「私と同じように、31年間同じことをやり続ければ嫌でもこうなりますよ」と話すのですが、みなさん「そういうことを聞いているんじゃない」という顔をします。その真意は「手軽に・簡単に・確実に」できる秘訣を知りたい、ということなのでしょう。しかし、そういう考え方は、かえって遠回りの悪手だと思います。

手軽に確実にできることなら、そこに「プロ」の価値はありません。なぜなら、誰でも簡単に習得できてしまうからです。そもそも動けない人は、頭でっかちに考えがちです。どんなに畳の上で泳ぎの練習をしても、いきなり海に飛び込んだら溺れてしまいます。水に浸かることを避けて頭の中でシミュレーションに勤しんでいる暇があるなら、さっさと顔を水につけてみるべきです。やったことしかわからないし、やったとおりにしかなりません。地道な積み重ねがいちばんの近道です。

今後企業が「仕事のプロ」と共存していくうえで、人事に必要なこととは何でしょうか。

新規事業を何度もやっていると、人事の重要性をことさら感じます。成否のカギを握るのは人です。ビジネスモデルの差分は実はそれほど重要ではなくて、結局のところ、どういう組織で誰がやるのかのほうが圧倒的に影響します。

しかし、肝心の人事が、今の時代の流れをどれだけ理解し腹落ちできているのか、疑問に感じることが少なくありません。保守的な人も多い印象です。「終身雇用は無理だ」と経済界のトップが言い始めているのに、終身雇用のシステムを引きずった人事思想では、新たな事業を切り開いていく役割を担い切れないのではないか、とも思います。

働き方の仕組みが変わる以上、本来であれば先駆者として波頭を捉えていく立場が人事ではないでしょうか。人事施策の効果は長期スパンで見ていく必要があります。ちょっと仕掛けを変えたところで、組織ががらりと変わるはずはない。率先して人事が動き、信念をもって働きかけ続けなくては、カルチャーや風土を変えることはできません。

事業を加速させるような、戦略的な人事を実践すべきです。スピードが求められる時代なのだから、速やかに必要な人材を集結させ、不要になったら解体する。その判断と人の調整を、柔軟に行えるようになる必要があります。それにはプロファイリングが不可欠でしょう。社内だけでなく社外にも範囲を広げ、ミッション達成に向けて真の意味で力になる人材を連れてくることのできる人事、つまり「プロの人事」になることが求められているのだと思います。

守屋実さん(株式会社守屋実事務所)

取材は2020年2月10日、東京・港区にて

企画・編集:『日本の人事部』編集部

Webサイト『日本の人事部』の「インタビューコラム」「HRペディア「人事辞典」」「調査レポート」などの記事の企画・編集を手がけるほか、「HRカンファレンス」「HRアカデミー」「HRコンソーシアム」などの講演の企画を担当し、HRのオピニオンリーダーとのネットワークを構築している。

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