特別講演
人間的な視点を踏まえた「ファシリテーションの真髄」~トップファシリテーター楠本和矢が伝える要諦
- 楠本 和矢氏(HR Design Lab. 事業変革コンサルタント/プロファシリテーター)
- 参加者コメント
- ・ワークショップファシリテーターとビジネスファシリテーターは違うこと、なにが足りていないのかぼんやりしていたことが言語化されクリアになりました
- ・自身も含めて社内で行われる会議をより活性化、実のあるものにするにはどういうアプローチ方法があるのか知りたかったためです
- ・具体的な事例が豊富だったのでポイントを理解しやすかった
人間的な視点を踏まえた「ファシリテーションの真髄」~トップファシリテーター楠本和矢が伝える要諦
ファシリテーションスキルの底上げは、生産性向上を図るための必須テーマです。様々な方法論はあれど、真に役立つ内容とは、実際に膨大な数のファシリテーションを行う中で培った「実践知」に基づき生まれたもの。「オンライン」での活用を視野に入れ、筋論だけではない、人間的な視点を踏まえた、現実的な実践の方法などを、年間で100本以上の研修をこなすファシリテーター、楠本和矢が解説します。
HR Design Lab. 事業変革コンサルタント/プロファシリテーター
楠本 和矢氏
【楠本 和矢氏プロフィール】
(くすもと かずや)神戸大学卒。丸紅株式会社、外資系コンサル会社を経て現職。多くの企業支援案件の統括役を努める、某社のHR専門組織の代表に着任後、実践に基づくHRソリューションを開発提供。著書に『トリガー 人を動かす行動経済学』『パワーファシリテーション』『人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント』など
エンゲージメント×キャリア自律から考える、キャリアを支援する管理職の必要性
- 葛西 健一郎氏(株式会社NEWONE 取締役)
- 参加者コメント
- ・キャリア自律支援の必要性に関して理解を深めることができました
- ・情報量が多くても判りやすい説明で素晴らしかった。多くのアドバイスに共感しました。時間をかけずにキャリア開発支援をするヒントがあった
- ・従業員だけではなく職制支援も必要だとわかりました
エンゲージメント×キャリア自律から考える、キャリアを支援する管理職の必要性
経団連の資料には「就労観の変化」に対応し、高いエンゲージメントを有する企業と、自社に特定せず優れた能力を持つ働き手が互いに選び合う必要があると記載されています。本講演では、「エンゲージメント×キャリア自律」がどのような関係性なのかを整理してお話しします。また、自社の「管理職」に起こすべき変化と陥りやすい罠について、リアルな現状を交えてお伝えします。
株式会社NEWONE 取締役
葛西 健一郎氏
【葛西 健一郎氏プロフィール】
(かさい けんいちろう)大学卒業後、大手広告会社へ入社。2008年株式会社シェイクに転職。営業統括部長に就任し連続目標達成へ導く。2018年株式会社NEWONE取締役に就任。営業統括として日々各企業様への支援や、ファシリテーター採用、育成を行いながら自身も大手企業様に新入社員から経営層まで幅広い層の研修登壇に従事している。
キャリア自律を加速するタレントマネジメント改革~成否を分ける3つのポイント~
- 伴 雄峰氏(株式会社パーソル総合研究所 コンサルティング事業本部 コンサルティング部)
- 参加者コメント
- ・資料、説明とも大変わかり易かった
- ・会社主導から自律型へ向かう時の課題もクリアになった
- ・非常に有意義な話を聞けて勉強になった
キャリア自律を加速するタレントマネジメント改革~成否を分ける3つのポイント~
環境の変化、働く人の価値観の多様化などにより、全社員が個々の力を発揮できる環境づくりと「キャリア自律」の実現が求められています。一方で進め方がイメージできていない人事の方も多いのではないでしょうか。本講演では、当社シンクタンク部門による調査結果やコンサルティングの知見をふまえ、キャリア自律を加速するためのタレントマネジメントの取り組みについて、成否を分ける3つのポイントにまとめてお伝えします。
株式会社パーソル総合研究所 コンサルティング事業本部 コンサルティング部
伴 雄峰氏
【伴 雄峰氏プロフィール】
(ばん ゆうほう)2017年より、組織・人事コンサルタントとしてキャリア自律に向けた人事・育成・風土改革や、人事戦略策定、タレントマネジメント改革、人事制度設計、組織開発など多岐に渡るテーマのプロジェクトをマネジメント。それ以前は、専門商社の人事企画室の責任者や、国内コンサル会社にて組織・人事コンサルティングに従事。
なぜ今、企業は「隠れ介護問題」解消にかじを切るのか
先進企業事例にみる「2025年問題」対策の肝
- 酒井 穣氏(株式会社リクシス 代表取締役副社長 CSO)
- 参加者コメント
- ・離職ラインのお話や、適切に情報を提供するのとしないのとで、社員が休む日数がこれほどに異なるのかと、大変参考になりました
- ・ビジネスケアに関する課題がクリアになったため
- ・エビデンスに基づく説明だったので、説得力がありました
なぜ今、企業は「隠れ介護問題」解消にかじを切るのか
先進企業事例にみる「2025年問題」対策の肝
これから人事が対応に迫られる「2025年問題」。どのような対策が必要なのでしょうか。本講演では、「ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由」の著者であり、自らも30年以上の両立経験のある酒井が、ビジネスケアラー問題の大きさと本質課題について講演。さらにビジネスケアラー3万人のデータからひもときつつ、これらの「隠れ介護問題」の解消に取組んでいる先進企業の「今」について、解説いたします。
株式会社リクシス 代表取締役副社長 CSO
酒井 穣氏
【酒井 穣氏プロフィール】
(さかい じょう)慶應義塾大学理工学部卒。Tilburg大学MBAを首席取得。フリービット株式会社取締役を経て、2016年株式会社リクシスを佐々木と共に創業。自身も30年に渡る介護経験者で、テレビなどでも介護関連の有識者として出演。著書『ビジネスパーソンが介護離職をしてはいけないこれだけの理由』。
人材マネジメントポリシーを定め、一気通貫で再構築する人事戦略とは
- 林 宏昌氏(リデザインワーク株式会社 代表取締役社長)
- 参加者コメント
- ・非常にロジカルでわかりやすく、腹落ちよく、拝聴いたしました
- ・現在自社が検討している内容に合致していたから
- ・分かりやすい資料提示で聞きやすかったです
人材マネジメントポリシーを定め、一気通貫で再構築する人事戦略とは
従来の人事制度や評価制度の見直しを検討する企業が増えてきました。一方、それぞれの改定を個別に進め、行き詰まるケースも耳にします。今こそ、人事戦略には、全体の背骨となる人材マネジメントポリシーを定め、その背骨を軸に、採用・評価・育成・再配置を一気通貫で変えることが重要です。本講演では「経営戦略」「ポリシー策定」「人事全体施策」の連動性を具体的に提示し、新たな人事戦略構築のヒントをお伝えします。
リデザインワーク株式会社 代表取締役社長
林 宏昌氏
【林 宏昌氏プロフィール】
(はやし ひろまさ)早稲田大学卒業後、株式会社リクルート入社。経営企画室長を担い株式公開を実現後、働き方変革推進室長にて、全社の働き方を刷新。リデザインワーク株式会社を創業し、大手企業を中心とした経営戦略・人事戦略・働き方改革のコンサルティングを推進。株式会社ベーシックCOO、情報イノベーション大学客員教授。3児の父。
基調講演・パネルセッション
人事パーソンは何を学び、どんなキャリアを描いているのか?
「シン・人事の大研究」調査結果報告 第一弾
- 田中 聡氏(立教大学 経営学部 助教)
- 中原 淳氏(立教大学 経営学部 教授)
- 参加者コメント
- ・アンケート調査の回答を共有するというテーマそのものにひかれて応募しました。「人事は幅も奥行きも大きい」ということを改めて実感しました。人事部門に異動して2年目と、ようやく慣れ始め周りを見渡せる余裕が出てきたタイミングでの受講となり、人事にいる人たちがどのように仕事をとらえ、興味を持ち、勉強しているのかを知ることができて刺激を受けました
- ・田中先生、中原先生のオーラが参加者に伝播し、ウェビナーに関わらず熱心な視聴者から伝わる熱意が凄い
- ・ちょうど色々と悩んでいた3年目でしたが、お話聞きながら慰められる気分になり、涙が出ました。これからも頑張ります
人事パーソンは何を学び、どんなキャリアを描いているのか?
「シン・人事の大研究」調査結果報告 第一弾
人事部門で働く一人ひとりにスポットライトをあて、その実態を調査する一大プロジェクト「シン・人事の大研究」。2022年2月に、全国の人事パーソンを対象に行った大規模調査を分析した結果を、本セッションで初めて発表します。果たして人事パーソンの「学び」「キャリア」「働き方」はどうなっているのか? これまで明らかにされてこなかった人事パーソンの実態を、立教大学 田中氏、中原氏が解き明かします。
立教大学 経営学部 助教
田中 聡氏
【田中 聡氏プロフィール】
(たなか さとし)1983年 山口県生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程 修了。博士(学際情報学)。2018年より現職。働く人とチームの学習を研究している。著書に『経営人材育成論』(単著:東京大学出版会)『チームワーキング』(共著:日本能率協会マネジメントセンター)、『事業を創る人の大研究』(共著:クロスメディア・パブリッシング)など。
立教大学 経営学部 教授
中原 淳氏
【中原 淳氏プロフィール】
(なかはら じゅん)立教大学経営学部ビジネスリーダーシッププログラム(BLP)主査、立教大学経営学部リーダーシップ研究所 副所長などを兼任。博士(人間科学)。2018年より現職。「大人の学びを科学する」をテーマに、企業・組織における人材開発・組織開発について研究している。専門は人的資源開発論・経営学習論。『職場学習論』など、共編著多数。
100年企業カゴメの人事改革から紐解く、「人的資本経営」推進のポイント
- 有沢 正人氏(カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO(最高人事責任者))
- 川内 正直氏(株式会社リンクアンドモチベーション 常務執行役員)
- 参加者コメント
- ・カゴメ社での変革事例を実体験に基づき語っていただけたため。導入した制度や仕組みの概要のみならず、いかに運用したかまでお話しただける機会は少なく、自社での問題点に気づくきっかけとなった
- ・人的資本の重要性を再認識するとともに、カゴメ様の実例をお伺いすることができて大変多くの気づきを得ることができました。有沢様の一人ひとりの行動変容の重要性についてのコメントも痛感し、強い意志とビジョンをもって推進していきたいと思います
- ・ご説明の内容はもちろんQ&Aには、歯に衣着せず具体的にご回答くださいましてありがとうございました
100年企業カゴメの人事改革から紐解く、「人的資本経営」推進のポイント
変革の時代においても持続的に企業を成長させていくためには、「人的資本」を軸にした経営が求められております。人的資本経営の推進には、従業員エンゲージメントの向上と共に、陥りがちな「組織の病」克服が不可欠です。本講演では、カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO(最高人事責任者)有沢 正人 氏をお招きし、特に大企業に起こりやすい「組織病の症例」5つに対する、対応策・解決策を具体事例交え、紐解いていきます。
カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO(最高人事責任者)
有沢 正人氏
【有沢 正人氏プロフィール】
(ありさわ まさと)1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。 銀行派遣により米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。その後、HOYA株式会社やAIU保険会社にて、職務等級制度やグローバル人事制度構築の多くを主導する。2012年1月にカゴメ株式会社に入社。2012年10月より現職となり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。
株式会社リンクアンドモチベーション 常務執行役員
川内 正直氏
【川内 正直氏プロフィール】
(かわうち まさなお)入社後、組織人事領域のコンサルティングに加え、新規拠点立ち上げ、新規事業部門立ち上げを担当。2010年、西日本地域の組織人事コンサルティング部門の執行役員に当時最年少で着任。グループ会社の取締役を経て、2018年、同社の取締役に就任。現在はグループ最大規模である組織変革コンサルティング部門の責任者に着任。
組織と従業員をつなぐ新たな価値観
これからの人事の軸になるEmployee Experience
- 谷本 美穂氏(グーグル合同会社 執行役員 人事本部長)
- 髙倉 千春氏(ロート製薬株式会社 取締役 CHRO)
- 服部 泰宏氏(神戸大学大学院 経営学研究科 准教授)
- 参加者コメント
- ・高倉さん、谷本さんともに、両社にて力強くEnployee Experienceを進めていらっしゃることがわかり、さらにお話を聞いていたいと思いました。導入部分の服部先生のまとめも、確かに、と非常に参考になりました
- ・人事部門、経営者から末端のマネージャに至るまで、みんなが従業員に寄り添い、従業員は愛着を持つ会社に貢献していく、そんな会社にできたらと思いました
- ・最新のテーマを最先端のスピーカーから伺うことができ、感謝いたします。基本はすべての人のマインドセット、難しく考えることではない、重要なことはシンプルだと深くうなずきました
組織と従業員をつなぐ新たな価値観
これからの人事の軸になるEmployee Experience
近年、注目を集める「Employee Experience(従業員体験)」。職場で多様な経験を積むことで、従業員の働きがいが増し、生産性や業務の改善、さらには企業成長につながると期待されています。では、実際に従業員体験を軸に考えられた人事マネジメントとはどのようなものなのか、従業員が充実した経験を得るために人事は何をすればよいのか。グーグルの谷本氏、ロート製薬の髙倉氏、神戸大学の服部准教授が議論します。(協賛/ServiceNow Japan合同会社)
グーグル合同会社 執行役員 人事本部長
谷本 美穂氏
【谷本 美穂氏プロフィール】
(たにもと みほ)大学卒業後、2000年GEに入社。戦略人事、組織開発、リーダーシップ開発に携わり、一貫してグローバルリーダー育成とビジネスに寄り添い変革を起こす人事パートナーを志向してきた。2016年よりGEジャパン株式会社 執行役員 人事部長。2018年より現職。イノベーションを起こす組織づくりを推進する。
ロート製薬株式会社 取締役 CHRO
髙倉 千春氏
【髙倉 千春氏プロフィール】
(たかくら ちはる)1983年農林水産省入省後、米国Georgetown大学にてMBA取得。1993年コンサルティング会社にて、新規事業に伴う人材開発などに携わった後、外資系製薬・医療機器企業の人事部長を歴任。2014年より味の素(株)にて、グローバル戦略推進に向けた人事制度の構築をリード。2022年4月より現職。
神戸大学大学院 経営学研究科 准教授
服部 泰宏氏
【服部 泰宏氏プロフィール】
(はっとり やすひろ)2009年神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了、博士(経営学)取得。滋賀大学経済学部情報管理学科専任講師などを経て、現職。日本企業における組織と個人の関わりあい(組織コミットメントや心理的契約)、経営学的な知識の普及の研究等、多数の研究活動に従事。近著に『組織行動論の考え方・使い方』(有斐閣)がある。
事務局より
「HRカンファレンス2022-春-」の満足度上位講演を講演のスタイル別に発表します。「特別講演」は、「人事戦略」「介護問題」「キャリア自律」「タレントマネジメント」「ファシリテーション」など多彩なテーマで、わかりやすい解説や具体的な事例などが盛り込まれた講演に人気が集まりました。「基調講演・パネルセッション」では、立教大学と『日本の人事部』との共同研究から生まれたセッション、カゴメの事例を基にした人的資本経営のセッション、Employee Experienceをテーマとしたセッションがランクイン。「今話題のテーマについて人事トップから話を聞けた」「参加者と登壇者とのチャットを通じた双方向のやり取りが良かった」「人事としてこれからも頑張ろうと勇気が出た」などのコメントが多数寄せられました。