日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

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2016年5月16日(月)・17日(火)・18日(水)・19日(木)開催 会場 大手町サンケイプラザ 後援 厚生労働省
日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」トップ講演者インタビュー> 島倉 大氏(キューブ・インテグレーション株式会社 コラボレーター)インタビュー

講演者インタビュー

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メンタル休職者対応の決定版!何度も休復職を繰り返す社員への復職支援実例講座

島倉 大氏 photo

キューブ・インテグレーション株式会社 コラボレーター

島倉 大氏

「ここまでやってダメなら、もう諦めてもらうしかないでしょうね……」。今まで多数の企業においてメンタル不調者の復職を支援してきた専門家がそう語ります。企業として考えられるあらゆる手段を講じたものの、状態が改善しない社員にどう対応していくのか。講座では、実際にあった、何度も休復職を繰り返し、リワーク利用も拒否したケースを取り上げ、具体的対応方法と専門家の活用方法について学びます。

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

企業のメンタルヘルス問題の発生状況は、依然、高い水準で推移しており、企業のリスクマネジメント的な観点からも、重要な経営課題である事は論を待ちません。そうした環境の中、メンタルヘルス対策に関する1~2次予防については、先般からのストレスチェック義務化の流れもあり、外部資源を活用した標準化が進んでいます。

しかし3次予防については、最も現場・人事での労力を必要とするにもかかわらず、標準化を図る事が困難なプロセスであり、外部資源も有効に活用できているとは言い難い現状です。中でも休復職プロセスに関しては、“建て前としての制度は整っているが、実際の運用が困難”といったケースが多数見られます。例えば、規定では「企業側の復職判定委員会が復職判定を行う」とされていても、実際には主治医の診断書のみを判断材料として復職判定を下さざるを得ない、というようなケースです。このようなケースを含め、休復職にまつわるプロセスは多種多様で、企業側での対応の困難さが浮き彫りとなっています。

今回のワークショップでは、休復職を何度も繰り返す社員の方に対し、(企業や人事との連携や情報共有を前提とした)外部専門家の活用を図った事例をご紹介します。参加者の皆さまには、事例を通じて解決へのプロセスを体験していただき、具体的に現場で活用していただくことを目指しています。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

近年の企業のメンタルヘルス問題の内容を見ていくと、「発生要因の多様化」「発生者の若年化」「対応の複雑化」という、大きく三つの傾向があることがわかります。これらの要因の中でも特に、「対応の複雑化」に分類される休職・復職対応にまつわる人事部門の負担は増加傾向にあり、こうした背景から専門家の活用による、企業や人事部門の支援に対するニーズが高まっています。

弊社は、企業の休職・復職の制度構築およびメンタルヘルス問題の領域での経験が豊富で、メンタル休職者の再発率抑制の面で高い実績をもつ専門家集団です。臨床心理士や精神保健福祉士などのメンタルヘルスの専門職が、リスクマネジメントの観点も含めて、企業や人事部門の方々に対するサポートを展開しています。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

本ワークショップは実例を通じて、企業や人事が対応すべきポイント、また、専門家との連携や活用について、実際のサービス提供実施例や導入事例、導入後の効果を体験講座から実感することができます。

ワークショップでの学びを実際の業務に活かすために、ぜひご自身で現在お困りのケースと照らし合わせて受講してください。現場の対応でお困りの企業の皆さまにとって、課題解決のための一助となれば幸いです。皆さんのご参加をお待ちしております。

講演者プロフィール
島倉 大氏(しまくら だい)
キューブ・インテグレーション株式会社 コラボレーター
産業カウンセラー、キャリアコンサルタント、二級FP技能士【専門領域】産業精神保健、ストレスマネジメント。臨床心理専攻。EAP事業会社にて、カウンセリング部長として企業のメンタルヘルス全般をサポート。約2000件の従業員への臨床に携わる。外資系会社から商社、組合・公務員団体等多岐にわたる研修を実施。

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