講演者インタビュー
「0→1」「1→10」人材の育成論~答えのない時代に求められる考える力とは?
株式会社ビジネス・ブレークスルー問題解決力トレーニングプログラム 講座責任者
高松 康平氏
新規事業を創造する人材(0→1人材)、事業成長を牽引する人材(1→10人材)はどのように育てることができるのか?BBTでは、人材育成の方向性(求める人物像)の各パターンに合わせた思考力の鍛え方を体系化。人材育成のゴール設定からその育成プロセスを1枚にまとめた「ブレークスルーMAP」を使いながら、事業ニーズに応えるための施策・研修メニューのつくり方のヒントをお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
「売上成長やイノベーションが求められる中で、人材が足りない」
「3年先、5年先を見据えて、将来の事業創造ができる人材を育成したい」
「長期的な人材育成を考える中で、どの分野・領域から鍛えたらよいかわからない」
このような人材育成上の課題をよくお聞きします。
また、「考える力」を鍛えるプログラムの開発を行っていますが、将来の不確実性が高い中、これまで通りのビジネスのやり方では生き残っていくことができず、多くの会社が“イノベーションの重要性”を訴えているため、人材育成のあり方も進化を遂げる必要があると日々感じていました。
そこで、人材育成の方向性(求める人物像)の各パターンに合わせた思考力の鍛え方を体系化をし、人材育成のゴール設定からその育成プロセスを1枚にまとめた「ブレークスルーMAP」を開発しました。
今回の講演では、新規事業を創造する人材(0→1人材)、事業成長をけん引する人材(1→10人材)はどのように育てればよいのかをテーマにお話しいたします。また、「ブレークスルーMAP」を使いながら、事業ニーズに応えていくための施策・研修メニューへ落とし込むためのヒントをご紹介します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
株式会社ビジネス・ブレークスルーは大前研一を代表とし、世界で活躍するビジネスリーダーの育成を目的に、マネジメント教育を通じた人材開発ソリューションを提供しています。 また、文科省認可のBBT大学・BBT大学院(MBA)を運営。法人向けサービスとしても、eラーニングや集合研修などのさまざまな教育プログラムをご提供しています。
私は、問題解決力トレーニングプログラムとブレークスルートレーニングの二つのプログラムの講座責任者であり、「考える力」を鍛えるプログラムの開発に従事しています。プログラム開発や人材育成の課題感をお聞きする中で開発したのが「ブレークスルーMAP」です。今回は、この「ブレークスルーMAP」を使いながら、新規事業を創造する人材(0→1人材)、事業成長をけん引する人材(1→10人材)はどのように育てればよいのかをご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
講義とミニワークを組み合わせながら、今の時代に必要な考える力とは何かを、参加者の皆さまと一緒に考えていきます。
講義では、体系的に整理したブレークスルーMAPの考え方をご紹介します。ブレークスルーMAPを理解されることで、思考力強化に俯瞰的な視点を持って取り組むことが可能になります。ワークでは、皆さまの会社をテーマに、今後の人材育成のあるべき姿を考えます。
当日は、できる限り具体的な内容をお伝えしながら、直近の取り組みもご紹介いたします。会場でお会いできることを、楽しみにしています。
- 高松 康平氏(たかまつこうへい)
- 株式会社ビジネス・ブレークスルー問題解決力トレーニングプログラム 講座責任者
- 慶應義塾大学経済学部卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。その後、リクルート等を経て現職。現在は「考える力」を中心に様々な教育コンテンツを提供しているビジネス・ブレークスルーにて、教育コンテンツの企画開発から運営まで幅広く携わっている。
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