日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」 人の採用・育成・マネジメントに携わる皆さまが集う、日本最大のHRイベント

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2016年5月16日(月)・17日(火)・18日(水)・19日(木)開催 会場 大手町サンケイプラザ 後援 厚生労働省
日本の人事部「HRカンファレンス2016-春-」トップ講演者インタビュー> 臼沢 和行氏(一般社団法人おらが大槌夢広場 代表理事)インタビュー

講演者インタビュー

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被災地の実例から学ぶ!~リーダーに求められる合意形成・決断の力~

臼沢 和行氏 photo

一般社団法人おらが大槌夢広場 代表理事

臼沢 和行氏

本ワークショップは、2011年に発生した東日本大震災を題材とし、災害時に起こるさまざまな状況への対処方法を考えることで、リーダーにとって何が必要になるのかを学ぶことを目的としています。参加される皆さまが、町長や役場の職員、消防団、町民等の立場になり考え方や対処法を考察。最終的に町長(リーダー)が全員の合意に基づいて、課題に対応し決断する、そのプロセスを体感できます。(協賛/株式会社ノビテク)

―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。

 今、企業に求められるのは真のリーダーシップ。その鍵は、岩手県上閉伊郡大槌町にありました。2011年に起こった東日本大震災の直後は行政機能が麻痺し、動きのとれない状況に追い込まれましたが、いち早く動き始めたのは、大槌に縁のあった県内陸部の企業や団体のリーダーでした。その時、彼らはどのように対応したのか。

 参加される皆さまには、いろいろな立場に立って、その対処方法を考えていただきます。
 例えば、震災の津波で崩壊した防潮堤。再建にあたり、100年に1度の大津波にも耐えられる城壁のような高さの防潮堤をたてるのか。それとも、震災前と同じ高さの防潮堤をたて、震災前と同じ環境にするのか。町民や町役場の職員など、異なる立場、考え方、意見がある中で、町長(リーダー)は合意形成を得るためにどのように行動し、決断をすればいいのか。

 経営環境の変化が激しい現在、企業が生き抜いていくためには、リーダーシップが強く求められています。本ワークショップを通じて、極限状態の中で起こった現実の課題と向き合うことで、ビジネスリーダーに必要な合意形成や決断の力を体験してください。

―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。

 自らの被災・復興支援経験をもとに、ワークショップ型研修を開発・提供しています。県外の大手・中小企業の管理職・ビジネスリーダーを対象とした研修を、これまで数多く実施してきました。その内容は大変ご好評をいただいており、リピーター率は8割となっています。

 特徴は、各企業の理念やカラーに合わせて、毎回プログラムを作っていること。参加される社員の方々の心がどのように動くかも考慮しながら、研修プログラムを作成しています。

 受講された皆さまからは「リーダーには決断が求められることを学んだ」「会社のルールや仕組みにとらわれずに、目的をもって行動することの大切さを学んだ」「部下を育成するときには、自分の忙しさを理由にせず、よく見て、任せて、育てていかなければいけないと痛感した」などのお声をいただいております。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

 リーダーに求められるのは判断ではなく決断です。
「誰のため」「何のため」の決断なのか。誰もがわかっているけれど、実際に行うのは難しい能力を、疑似体験を通して養います。

 「正解」や「情報」を求めるのではなく、自分の内に潜む「覚悟」を見つめる場であると思います。
 管理職やリーダー向けの研修をお探しの企業、新しいスタイルの研修を求めている企業の方々のご参加をお待ちしております。

 本ワークショップは「教える場」ではなく、「気づきの場」です。参加者の皆さまが刺激しあい、成長しあえる場にしたいと思っております。
 皆さまのご参加をお待ちしております。

講演者プロフィール
臼沢 和行氏(うすざわ かずゆき)
一般社団法人おらが大槌夢広場 代表理事
岩手県大槌町出身。地元工業高校卒業後、大槌が嫌で静岡県伊東市で建設会社に勤務していたが、幼なじみと結婚するために大槌町へ。震災で人生観が一変し、当団体の立ち上げに関わり復興ツーリズム事業を推進。被災地の学びを研修として昇華、定着させた第一人者。訪問者と町民が共に成長しあう場を提供している。

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