講演者インタビュー
多様な人材が育つ仕組み
「今いる人材」で、チーム力をアップし、業績を上げる方法
株式会社ベーシック 代表取締役/一般社団法人フレームワーク普及促進協会 代表理事
田原 祐子氏
「できる人、できない人の差がある」「マニュアル世代の育成が難しい」などの悩み。単なる知識や情報を教えるだけでは、仕事の成果は上がりません。仕事を分化(モジュール化)し、「何を(フレーム)・どう(ワーク)」すべきか、〝なぜ〟それをするのかという、仕事の本質を理解させれば、人材は見違えるほど育ちます。実例をもとに、具体的な人材育成・組織開発・業績向上の知恵をお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
最近、人事ご担当者から、「できる人、できない人の差がある」「マニュアル世代の育成が難しい」というお悩みをよくお聞きします。今、企業では、若手から熟年まで、多用な人材が働いていますが、一方で、教育・研修制度については、根本的な見直しが行われていません。そもそも、従来型の「知識・情報教示スタイル」の教育では、人によって理解力・吸収力に差があるため、成果が異なります。さらに、研修後のフォロー教育を現場のOJTに頼ると、今度は、教える側の先輩・上司の指導のバラつきがそのまま影響し、「あの先輩からはこう教わったが、この先輩からは聞いていない」というように、結果に大きな差が生じて、効果があがらなくなります。今回お話しする、「フレーム&ワークモジュール®」は、弊社が設立以来、1300社・10万人以上の人材育成や実績向上に活用してきたメソドロジーであり、今年1月には第67回全国能率大会で優秀賞に選ばれました。
仕事を分化(モジュール化)・見える化し、「何を(フレーム)・どう(ワーク)」すべきか、“なぜ”それをするのかという、仕事の本質を理解させれば、人材は見違えるほど育ちます。また「できる人、できない人」「気がきく人、気がきかない人」の差は「何を・どう」すべきかや、“目的”を伝えないために生じる課題です。実例をもとに、具体的な人材育成・組織開発・業績向上の知恵をお伝えします。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社は、この「フレーム&ワークモジュール®」のメソドロジーを通じて、設立以来18年間、1300社以上(中小企業~東証一部上場企業、病院、介護施設、学校、幼稚園など)のコンサルティングを手掛け、10万人以上の人材育成や実績向上の成果を上げてきました。何よりも導入した皆さまに喜んでいただいているのは、若手社員や新人が即戦力化できること。また、一度「フレーム&ワークモジュール®」を導入すると、組織内で常に業務を見直すPDCAがルーチンとして定着し、年々その内容が充実・向上することです。また、“和=合意”をもとに円滑に業務が行え、組織開発やチームビルディングにも役立ちます。特筆すべきは、社内のすべての人材による、現場の生きたノウハウが社内・組織内に蓄積&共有化できること。熟年社員の経験やノウハウを、最善の形で次世代に継承可能です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人材を育成するスキーム(=しくみ)がないまま研修を実施しても、成果は蓄積できません。また、「できない人」は、効果的な教育を受けていないだけで、こうしたエデュケーションプアな人材が驚くほど成長する姿は、人事ご担当者にとってこの上ない喜びではないでしょうか。「フレーム&ワークモジュール®」の導入方法には、「研修」「ワーキング」「プロジェクト」「コンサルティング」など、さまざまな選択肢があります。今回の講演では、人材が育たず離職率が高い職場の改善事例、女性リーダー育成・社長答申事例、営業担当者の育成事例、時間短縮や業務間連携最適化の改善事例、人事考課への活用事例などをご紹介します。ふるってご参加ください。
- 田原 祐子氏(たはら ゆうこ)
- 株式会社ベーシック 代表取締役/一般社団法人フレームワーク普及促進協会 代表理事
- 1959年生まれ。外資系派遣会社、コンサルファームを経て現職。1300社11万人の人材を育成し、中小企業~東証一部上場企業等で、組織開発、実績向上、マネジメント者の意識改革、若手・女性育成を手掛ける。オール電化を手掛けた功績で知られ、著書『あなたは、部下のやる気をなくさせていませんか? 』等14冊
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社アイ・キューの登録商標です。
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