講演者インタビュー
グローバル人材に必要な4つのCと英語力
~20万件の英語アセスメントデータの分析
株式会社ベネッセi-キャリア グローバル事業推進部 部長
竹内 健一氏
現在グローバル人材育成において、英語力はもとより、コミュニケーション能力、異文化適応力等が必要と言われていますが、本質的に必要な力はいったい何か。本講演では、高校・大学・企業の現状や取組みとベネッセグループの英語アセスメントGTEC等のデータ分析を交え、ベネッセグループの考えるグローバル人材育成に必要な4つのCと英語力の必要性についてお伝えします。
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
グローバル人材育成において必要な力について、皆さんとともに考える時間にしたいと思います。グローバル人材の定義は、企業ごとあるいは個人によって異なります。ベースとして必要となるのは英語力だと言われますが、その英語力でさえ、必ずしも共通言語で語られるものではないと思います。
本講演では、ベネッセグループが保有しているアセスメントデータを基に、高校生、大学生、社会人の英語力の現状について共有します。合わせて、英語力の背景にある学習行動や、英語力向上のための取組みもご紹介します。
我々は英語力とともに、四つのCといわれるスキルが今後のグローバル社会で活躍する人材には必要だと考えています。これらについても具体的事例をベースを基にベネッセグループの考えをお伝えし、皆さまとともにグローバル人材育成について考えます。各社のグローバル化戦略の参考となれば幸いです。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
ベネッセi-キャリアは、ベネッセコーポレーションとインテリジェンスの合弁会社として、2015年4月1日からスタートしました。「まなぶと はたらくを つなぐ」をスローガンとして、大学および社会人領域で事業を行っています。
両社のグループ全体で捉えると、幼児から社会人まで幅広く事業を展開しており、アセスメントデータを中心に、各現場の状況を把握をしています。その強みを生かして、皆さまに情報提供ができると考えています。
ベネッセグループは、実践的な英語力を測定するオンラインアセスメントテストGTECに加え、英語力とビジネススキルを育成するベルリッツ、その他留学事業等のグローバル人材育成を支援する商品・サービスを幅広く保持しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私が訪問する学校や企業の方から、グローバル化が進む中での不安の声や課題を多くお聞きします。
私自身も危機感を持つとともに、日本社会がグローバル化競争の中で勝ち抜けるよう、少しでもお役に立てることはないかと常に考えています。本講演が、各社のグローバル人材育成を考えるきっかけになれば幸いです。皆さまのお越しをお待ちしております。
- 竹内 健一氏(たけうち けんいち)
- 株式会社ベネッセi-キャリア グローバル事業推進部 部長
- 1993年(株)福武書店(現<株>ベネッセコーポレーション)入社。高校生向け模試編集長、高校事業部商品制作ユニット長、ベネッセ教育総合研究所シニアコンサルタントなどを経て、2015年から現職。大学・企業におけるグローバル化支援事業の責任者。
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