[会場]大阪富国生命ビル [後援]厚生労働省
講演者インタビュー
人事がシステム活用に成功して成果を出すために、知っておくべきこと
インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
大島 由起子氏
「タレントマネジメントシステム」を導入したのに、成果が出ていないという声を聞くようになりました。そうした失敗には、はっきりとした理由があります。どうしたら導入に失敗しないのか。成果を上げている人事は何をしているのか。長年、多くの企業の人材マネジメントを、システムで支援してきた経験から見えてきた、「人事がシステムを活用して成果を出す」ための重要なポイントをお話しします。(協賛/インフォテクノスコンサルティング株式会社・株式会社T4C)
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
昨年末くらいから、「タレントマネジメントシステムを導入したのに、成果が出ていない」という声を多く聞くようになりました。2011年頃から導入が進んだタレントマネジメントシステムですが、5年ほどたった今、導入の成否が明らかになってきたということだと思います。残念ながら失敗してしまった事例は、決して偶然ではなく、そこにははっきりとした原因があります。その点を理解しておけば、システム選びにつまずくことはありません。
本講演の前半では、「システム選びに成功するには、何をどう考えなくてはならないのか」をひも解いていきます。また後半では、実際にシステムを導入した私たちのお客さまが、システムを活用してどのような成果を上げているのか、具体的な内容と成功のポイントを整理していきます。
「『タレントマネジメントシステム』を導入したが、思ったような成果を出せていない」「これから人事に戦略的なシステムを導入したいが、どのような観点から選ぶべきなのかわからない」「成果のイメージがつかない」「費用対効果を説明できず、なかなか導入まで漕ぎつけることができない」といった悩みをお持ちの方に、ぜひご参加いただきたい内容になっています。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
弊社は、今から13年前の2003年に、人事業務支援だけでなく、人材マネジメントにも活用できるパッケージソリューションとして「Rosic人材マネジメントシステム」を世に送り出しました。私自身は、その立ち上げのためにRosic事業に参画し、以来、日本企業の人材マネジメントにとって必要なソリューションは何かを、毎日のように人事関連の方々とお話ししながら、考えてきました。
2003年当時は、「人事・給与システム」が主流の時代で、給与や勤怠を持たない「人材・タレントマネジメンシステム」などいう発想は皆無でした。「人事のマネジメント」にシステムを、と営業に回っても、「給与・勤怠がないシステムで何をするの?」と、言われ続けたものです。しかし、流れは大きく変わり、今では130社を超えるお客さまをご支援するまでになりました。そうした実経験から得た、生々しい、机上の空論ではない話を、実例を交えてお話します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
グローバル化、グループ経営、従業員の価値観の多様化……多くの人事の方々は戦略的に人材マネジメントに関わる必要を強く感じ、そのためのツールとして「タレントマネジメントシステム」を検討されるケースが少なくないようです。ただ、「タレントマネジメントシステム」という言葉にとらわれ過ぎてしまうと、本来の目的を見失ってしまいます。「タレントマネジメントシステム」ブームのはるか以前から、日本企業の人材マネジメントを「システム」の側面で支援してきた者として、一社でも多くの企業が、システム導入に成功されることを期待しています。システムのデモも実施する予定です。ぜひ、ご参加ください。
- 大島 由起子氏(おおしま ゆきこ)
- インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業部長
- 株式会社リクルート、Hewlett-Packard Australia LtdのAsia Pacific Contract Centreを経て、2004年より現職。企業の人材マネジメントにおけるIT活用推進の支援を行う。
著書:『破壊と創造の人事』(楠田祐・共著) ディスカヴァー・トゥエンティワン
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