講演者インタビュー
エンゲージメントを高め自走する組織をつくる
~組織改革を進めるための3つのポイント~
株式会社NEWONE 代表取締役社長
上林 周平氏
人的資本経営が注目される中、エンゲ―ジメントの高い組織づくりが喫緊の課題となっています。メンバーのエンゲ―ジメントを高める鍵は現場の管理職にあります。本講演では、HRテクノロジーツールを活用してエンゲ―ジメントを高め自走する組織の作り方や、人事が上位層や現場を巻き込み組織改革を進める上での重要なポイントを、陥りがちな落とし穴や成功事例などを交えながら具体的にお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・エンゲージメントサーベイを導入したが、エンゲージメントが高まらず悩んでいる
・より良い組織にしていこうとしているが、管理職以上の上位層がなかなか変わってくれなくて困っている
・良かれと思って施策を行っても、主体的な社員が育たず、受身意識が気になっている
・組織風土に閉塞感を感じるが、打破するポイントがわからない
人的資本経営が叫ばれる中、未来を見据えると、より良い組織作りは必須です。一方で、HRテクノロジーツールやジョブ型人事制度の導入"だけ"で、組織をより良くするのが難しいのが事実です。
本講演では、上記のような課題を持たれている方々に対して、カルチャーやマインド面など「ソフト面」に関するアプローチをどのようにすべきかについてお伝えし、解決の糸口を見つけていただきます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
前半は、当社が2017年の設立当初からカゴメ様、ソフトバンク様をはじめ、多数の企業の「エンゲージメント向上支援」をご支援してきた経験を踏まえ、「エンゲージメント向上が必要な背景」「エンゲージメント向上の7つの罠」、「エンゲージメント向上のポイント」についてお話しします。ロイヤリティや従業員満足度の向上とは違う「エンゲージメント」の向上において何が大事なのかを、お持ち帰りいただければと思います。
その上で後半では、組織全体をエンゲージメントが高いより良い組織作りとして、以下3点に触れていきます。
まずは、組織を変える上では上位者のコミットメントが大事な中で、その上位者を味方にし、上位者を軸とした共通言語の作り方について。次に、エンゲージメント向上のキーでもあり、ダイバーシティ・コミュニケーションでもある"対話"を職場単位で行える方法について。"対話"というものを"ただ話すこと"と勘違いしている人も多く、組織を強くするコミュニケーションが職場で増えることを狙ったテーマとしてお伝えします。最後に、一人ひとりの行動自体やその結果を明らかにし、組織自体より良い方向に自走していくための方法についてお話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
株式会社NEWONEは、「個人と組織の関係性が変わる」ことに着目し、その状況下で一人ひとりが働きがいを持って、パフォーマンス高く働くことを支援することを目的に「エンゲージメント向上」をテーマに2017年9月に始動いたしました。
今までとは違う「新たな価値」(new one)を社名にした通り、これまでの考えや手法に対して問題意識を提示し、これから必要な新しい価値を作り出すことが使命だと思っています。
当日は良い場になるように全力で臨み、エンゲージメント高い組織を作るために何をすべきかについて皆さまと共に考えていきたいと思います。
- 上林 周平氏(かんばやし しゅうへい)
- 株式会社NEWONE 代表取締役社長
- 大阪大学人間科学部卒業。 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。2002年、(株)シェイク入社。企業研修事業の立ち上げ、商品開発責任者として、プログラム開発に従事。新人~経営層までファシリテーターを実施。 2015年、代表取締役に就任。2017年9月、株式会社NEWONEを設立。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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