［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

今後の採用戦略を検討されている方、特に「大学生の変化を捉えたいが、根拠や必要な情報がそろっていない」とお悩みの新卒採用担当者・責任者の皆さまにお役立ていただけると考えます。

新卒採用をご支援する中で、採用責任者の方より「同じ大学群でも年度によって学生の資質が異なるが、なぜそうなっているのかを知りたい」といった声や「〇〇な学生が多いのですが、今年の学生の特徴でしょうか」といった声をうかがいます。学生個々人の資質もありますが、年度ごとの傾向は大学受験時の環境や入学後の大学教育に起因していることが多いです。

今回の講演では、学生の変化の詳細や根拠を学生の変化に大きな影響を与える情報からお伝えするとともに、昨今大学教育で重視されている能力評価のキーワードである「思考力」についてもベネッセグループの知見やデータに基づいてご紹介します。これらの情報を今後の採用戦略検討にお役立ていただけると考えます。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

本講演では、今後の新卒採用戦略を考えるにあたっておさえておくべき大学生の変化やその変化の背景を、ベネッセグループの知見やデータに基づいてお伝えします。

1点目が、近年顕著になっている大学入学時の学生の「大学選び」の意識変化です。25卒生の年度より大学入試が変わったことについては採用ご担当者の皆さまもご存じかと思います。新たな入試への対応に加えて、コロナ禍での入試に対応するため、24卒生以降、学生の「大学選び」には大きな変化が生じています。その変化の内容と要因をご説明します。

2点目は、大学における教育の変化です。大学教育においては「社会に出たあとに必要な学び」を想定し、新たな学びが活発化しています。特に、必要なスキルや能力が変化していくことを想定し、社会に出てからも学び続けるために必要な「汎用的な能力」を育成することに大学も力を入れ始めています。そこで、新たに重要視されている能力観点について、当社の大学生向けアセスメント受検データから見た学生の定量的な変化と併せてご紹介いたします。

上記の変化をもとに新卒採用戦略においておさえるべきポイントを整理した上で、これらの変化をとらえた先進的な取り組みを始めている企業の事例もご紹介します。皆さまの今後の新卒採用戦略の検討にお役立ていただける情報をお届けします。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

ベネッセi-キャリアでは「まなぶとはたらくをつなぐ」という企業理念のもと、大学支援事業と企業の新卒採用・社員育成支援を一気通貫で行っています。大学支援事業では、年間授業講座提供数8,000コマ、アセスメント年間26万人受検等の実績を通じて、大学での教育内容や大学生の能力・行動に関する最新の情報を保持しています。企業の育成担当者の方々からは、事業環境の変化に対し、今後社員に求める能力や育成方針に関する情報を日々伺っています。

大学・企業、両面の動向を把握している当社だからこそ、その間にある「新卒採用の変化」をお伝えできると考えています。ぜひ講演を楽しみにしていてください。

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