人と組織を学ぶ 日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2022-春-」 
	2022年5月18(水)・19(木)・20(金)・24(火)・25(水)・26(木)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2022-春-」トップ 講演者インタビュー 鹿野 晴夫氏(英語&スキルトレーング BizCom 代表)インタビュー

教育担当が知っておきたい第二言語習得に必要な科学的知見
―社員の英語力が急上昇する「英語回路マップ」―

鹿野 晴夫氏 photo

英語&スキルトレーング BizCom 代表

鹿野 晴夫氏

英語力の必要性を訴え、TOEICなどの試験対策研修をしても英語力が伸びない、という相談は少なくありません。その原因は、社員への「動機付けの弱さ」と「学習習慣化のサポート不足」です。問題の解決には、教育担当が第二言語習得に必要な科学的知見を持つことが必要不可欠です。本講演では、脳科学と第二言語習得理論から生まれた「英語回路マップ」を紹介。既存の語学研修・教育にも活かせるヒントが獲得できます。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

「(ご自身を含めて)社員の英語力を高めたい」「社員に自己学習に励んで欲しい」「現在行っている英語教育や研修を見直したい」とお考えの人事教育ご担当者や経営層に向けての内容です。当社の20年を超える分析では、英語教育・研修の成否の分かれ目は、「科学的な方法論」「自己学習の動機付け」「適切な継続サポート」の有無にあります。

その一番の理由は、英語力アップに時間がかかるからです。例えばTOEIC L&Rテストでは、100点アップに200~300時間が必要です。これだけの時間の研修を行えるなら、方法論・動機付け・継続サポートは不要かもしれません。しかし、研修に時間やコストをあまりかけられないなら、「科学的な方法論」「自己学習の動機付け」「適切な継続サポート」が不可欠です。

本講演に参加されることで、「科学的な方法論」と、動機付け・継続サポートのヒントをお持ち帰りになれます。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

当社創業の経緯は、私が学生時代から英語が苦手だったことにさかのぼります。英語を避け、大学は工学部に進みました。就職してからも英語を避けていましたが、29才のとき海外出張に行くことになりました。まったく聞き取れず話せず、英語の必要性を痛感しました。とは言え、英語学習には不安しかありません。29年間できなかった・始められなかったものができる気もしなければ、習得まで続けられる気がしなかったのです。

そんなとき、会社で英語学習法のセミナーに参加しました。そこで、英語学習が何であるかを知り、実際にいくつかのトレーニングを体験することで、初めて「できる気・やれる気」がしたのです。そこからの経緯は、プロフィールに記載の通りです。35才で起業し、効果的な英語自己学習法を極めるべく、直営のスクール「BizCom東京センター」をつくり、学習法の研究を行うとともに、企業研修を通じて学習法を普及しています。

当社は、一昨年に20周年を迎えましたが、この間に学習法の理論的背景となる脳科学や第二言語習得理論の研究が進み、それらを土台としたトレーニング法も進化してきました。そこで20周年の機会に、理論とトレーニングを「英語回路マップ」として図にまとめました。講演では、この「英語回路マップ」をご紹介し、実際に簡単なトレーニングを体験していただきます。皆さんも「できる気・やれる気」が実感いただけることと思います。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

英語研修の真の成果は、貴社の業績に貢献することです。しかし、短期間の研修で業績に貢献できるほどの英語力を身に付けることは困難です。では、何を持って英語研修の成果と呼ぶべきでしょうか? 研修に対する満足度でしょうか? TOEICなどのスコアアップでしょうか? 我々は、研修前後の行動変容だと考えます。

英語学習における行動変容とは、自己学習の習慣を身に付けることです。自己学習により、継続的な成長が実現でき、貴社の業績への貢献につながります。自己学習は、成長のマインドセットができた証でもあり、その波及効果は英語のみにとどまりません。社員の成長を考える皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

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講演者プロフィール
鹿野 晴夫氏(かの はるお)
英語&スキルトレーング BizCom 代表
東京都立大学工学部卒。29才、初の海外出張を契機に、苦手だった英語の自己学習を開始。TOEIC L&Rテスト335点から、3年半で850点へ(現在990点)。経験を綴った本の執筆後、英語トレーニング指導のプロに。著書に『TOEICテストで高得点を取れる人と取れない人の習慣』(明日香出版)など70点。

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