講演者インタビュー
個を活かし組織力を向上させる!
人間力あるリーダーを育成するナラティヴマネジメントとは
コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長/名古屋工業大学 講師
大山 裕之氏
急激な環境変化に対応し、変革を起こし生産性を上げる。これら全てに通ずるリーダー育成方法をお話しします。個々人の生き方、あり方を大切にし、上司部下のナラティヴをベースに皆でチームの未来を語り合う。自分の価値観にとらわれず個々の強みを活かす。テクニックなしに信頼や共感を作り、心理的安全性を生む人間力を持ったリーダー育成です。ナラティヴという概念で、経営や管理職の意識にパラダイムシフトを起こしましょう。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
急激な環境変化に対応し、変革を起こし生産性を上げる。多様性、ダイバシーティ、SDGsにも対応できるなど、これらすべてに通ずるリーダー育成に必要な力は次のようなものが挙げられます。
それは自分の経験体験だけにとらわれず、さまざまな可能性を部下と一緒に考え新しいものを生み出す力です。自分の価値観に気がつき、部下一人ひとりの価値観を認め、強みを引き出す力です。強制や脅迫、交換条件からではなく、目指す目標を部下と一緒に考え共感し自分たちと組織の未来を作り出す力です。
本講演では、 以下のような課題に対しての解決手法についてお話しします。
・組織開発、組織のビジョン、哲学を現場にどのように落とし込んだらいいのか?
・企業変革力、新規事業、働き方改革を進めたい
・心理的に安全な組織づくり
・いろいろな研修を行っているが、行動変容が起こらない
・管理職の危機感が乏しく自らの変革の必要性を理解していない
・1on1やコーチングがうまく行かない
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ナラティヴ・マネジメントの効果は、無限大です。
●個人に対して
・安心安全の環境で自分の意見が言える、聴いてもらえる
・いきいきと自分らしい生き方ができる、可能性を広げられる
・組織での自分の役割を理解し働きがいを見つけられる
●リーダー、管理職には
・リーダーも自分の人生についてしっかり考えることができる
・社会貢献のための組織というベクトルが明確になる
・1on1やコーチングがスムーズに行える
●組織に対して
・チームの方向性が一致し助け合い成果の出せる強いチームが作れる
・創造的なアイデアが生まれやすく、あらゆる変革に対応できる風土ができる
これまでも組織を変えようと、リーダーシップ、コミュニケーション、1on1などいろいろと試すものの、なかなかうまくいかないと感じることがあったのではないでしょうか。自己変革し、自走できるチームに変わるには心理的安全性が必要です。これには、リーダーが上や組織を見るだけではなく、部下に焦点を当てることがポイントなのです。
組織でのコミュニケーションを阻害するものは、無意識下の価値観、感情、言葉など、複雑で難しい背景が絡み合っています。これらをナラティヴという視点の導入で、一気に解決します。ナラティヴとは、単なる物語ではなく、これまでの経験から生まれた価値観を含めており、また、これからの可能性を秘めた可変していくものと定義しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私は12年間、3万人以上のリーダーの指導、2千人以上の個別コーチングを行ってきました。 私の強みは現場を肌感覚で知っているということです。 その体験から生まれた自分の価値観に気づき、他人の価値観を認めるという私の研修の本質は、SDGs、チームビルディング、創造的発想、自己変革、マインドフルネスなど全てに共通しています。
アフターコロナは変革の大チャンスです。 ナラティヴ・マネジメントという新しい手法で、働く人がいきいきとしてやりがいを持ち、部下も上司も会社もお客さまも幸福という四方よし、企業と個人の存在意義を明確にすることで、貴社がすばらしいナラティヴを創り続けて行かれることを願ってやみません。
- 大山 裕之氏(おおやま ひろゆき)
- コンティニュウ株式会社 代表取締役社長/コーチアプローチファシリテーター連盟 理事長/名古屋工業大学 講師
- パイオニア、カシオ計算機、大前研一のコンサルファームを経て2009年に創業。人間の本質をベースとした人材開発、組織開発手法を多数開発。原則的理論から分かりやすく実践的なメソッドで3万人以上の管理職を指導、個人組織で大きな成果を上げている。その教育に対する熱意と笑顔の講義には高い評価を得ている。
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