講演者インタビュー
業務効率化と組織活性化を両立する「ヘルスデータ活用」の実践例〜手軽に開始できるDXの一例として〜
メディフォン株式会社 事業企画室統括
友久 甲子氏
実践企業が増えるDXやデータ活用。しかし、データの新規収集・不足分の補完・形式の標準化等で、導入時の人事負担が大きくなりすぎることも珍しくありません。そこで、注目なのが健診やストレスチェック等の従業員のヘルスデータです。定期的な受診で正確なデータがすでに社内にあることが多く、DXを手軽に開始できるからです。DXで業務効率化と組織活性化を両立した事例を交え、ヘルスデータ活用のポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
人事DXやデータ活用が注目を集めており、DXによって生産性やエンゲージメントの向上などに取り組みたいとお考えの企業も多くなっています。一方で、DX・データ活用を開始するにあたっては、導入時の人事負担が大きくなりすぎることも珍しくなく、日々の管理業務で手いっぱいでそこまで手が付けられないという方も多いようです。
本講演では、DXや従業員データの活用を始めたいと思っているが、現状の業務が多忙でなかなか新しい取り組みに時間をかけられないというお悩みの方に向けた内容です。従業員の健康データDXによって業務効率化と組織活性化を両立した事例を交えつつ、手元にある従業員の健康データを負担少なくうまく活用するためのポイントをご紹介します。健診業務を効率化したい、DXに取り組みたいがまだ始められていないという方はぜひご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
長引くコロナ禍で組織内のコミュニケーションの減少した影響で、モチベーションの維持が難しい、マネジメントがしづらい、メンタル管理がしづらいなどの課題が深刻化していると感じている方が多いのではないでしょうか。
そこで注目が高まっているのが人事DXやデータ活用といった分野ですが、実際に各種システムを導入していざDX開始となったときに、データの新規収集・不足分の補完・形式の標準化などに時間がかかり、なかなか活用までの段階にたどり着けないというお話も少なくありません。人事の方は、すでに多くの業務を抱えていらっしゃり、DXを開始するにもその導入負担が大きいと開始できないというのが現実だと思います。
こうした現状を考えたときに、DX向きだと言えるデータが従業員の健康診断やストレスチェック・労働時間などのデータです。これらは定期的な受診・受験などで正確なデータがすでに社内に揃っていることが多く、人事の新たな負担少なくDXを開始でき、かつ、非常に煩雑だった健診業務を大きく効率化することにもつながるからです。
実際に健康データのDXを開始された企業の皆さまからは「思ったよりも手軽にDXができた」「人事の負担が減り従業員にも喜んでもらえた」というお声をいただいています。当日は健診業務の効率化と組織活性化の一石二鳥がなぜ狙えるのかを具体例を交えながらわかりやすくお話できればと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
管理業務だけでもお忙しい人事の方々ですが、コロナ禍や働き方改革への対応などの新しい取り組みもさらに役割として加わり、なんとかしたいという思いをお持ちの方が多いと思います。
管理業務を効率化しながら、DXで経営や従業員にも好影響を与えられる方法の一つとして、健康データDXがあります。従業員の健康管理が気になる、という方にも、健康管理は端っこ業務だからそんなに関心ないよ、という方にとってもお役に立てる情報にできればと思っています。ご参加お待ちしております。
- 友久 甲子氏(ともひさ きのえ)
- メディフォン株式会社 事業企画室統括
- 東京大学卒業後、Webマーケティング代理店・医療シンクタンクで勤務。メディフォン株式会社にて、外国人医療関連の講師やコンサルティング、省庁・自治体の委託事業等に従事した後、事業企画室の統括に就任。医療に関する幅広い知見を生かして、企業の健康データ活用の推進を支援する。
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