［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

プレイングマネジャーの在り方やマネジメントの現状に課題を感じている、企業経営者や人事担当者に向けての内容です。

プレイングマネジャーは人材育成と業績向上の同時達成が求められ、自分の専門業務遂行とチームの戦略づくり、人材育成のための1on1や心理的安全性を高める取り組みなど、その仕事量は増大しています。

そんな中でもマネジャーもメンバーもイキイキと働き、活性化しているチームでは「聴く力」を高め「対話の質」が変わっています。話す・伝えるという一方通行的なコミュニケーションから「深い対話」が行われ、ポジションにこだわらず適切なフィードバックが行われ、個々の成長に向けた取り組みと組織全体の生産性向上の取り組みが同時に行われています。個人の能力が100％発揮され、能力が日々向上し、組織の成果向上が続きます。

講演では、このプレイングマネジャーの在り方(ToBe) とやり方(ToDo)をお伝えします。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

プレイングマネジャーもメンバーも実はパフォーマンスの100％を仕事の場で発揮できていません。組織の環境や人間関係、価値観の違い、家庭環境などにより実力の5～7割程度の発揮にとどまっています。

パフォーマンスの低下の最大の要因は、一緒に働く人の相互理解の不足です。組織の目的、仕事の目的、仕事のやり方、考え方。土台となる個々の強みや価値観、人生の目的、健康状態や家族の状況。人は仕事だけでは生きておらず、他の要因でパフォーマンスが上下します。

しかし、ほぼ100％のパフォーマンスを人が発揮し、自己成長と組織成長が持続している組織があります。ここでは組織の目的が共有され、個人の目的と組織の目的が一致し、今ここの仕事が自分と組織の未来につながっています。各々の強みや価値観、成長ポイントが理解され、成長の機会（イベントなど）が設けられています。

講演では、第一に本人と周囲へ影響を与えるプレイングマネジャーの在り方(ToBe)の整え方を学びます。次いで具体的なやり方(ToDo)を理解し、全員の行動を増やします。もっとも重要なToDoが「聴く力」。「聴く力」を高めるとわかったつもりが減り、お互いの理解が深まり、信頼関係が増します。

考える力がつき自発的・主体的に行動し始めます。行動量が圧倒的に増えます。イノベーティブなアイデアが出てきます。成長しているお互いを尊重・尊敬し仲間でいる喜びを感じます。この組織をつくりましょう！

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

プレイングマネジャーの能力開発は組織にとって永遠の課題。従来の管理法やリーダーの率先垂範ではチーム力全体を高めることが困難になっています。「聴く力」を高めると個々の力を理解し高め、結集することができます。「聴く」ためには在り方(ToBe)を整えることがとても重要です。

今までプレイングマネジャーの「聴く力」を高めるセミナーなどを実施し、人の関係性と業績が同時に向上する組織を数多く実現してきました。組織内で下位のチームにトレーニングを行い、3～6ヵ月後には上位チームに生まれ変わります。講師はこの成功エッセンスの出版を準備中です。参加者には出版内容の骨子をお配りする予定です。

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