講演者インタビュー
ビジネスパーソン必須の「論理的思考」~楠本和矢が考える実践的なアプローチ
HR Design Lab. 事業変革コンサルタント
楠本 和矢氏
多くのビジネスパーソンと関わる中で論理的思考を正しく理解し、アウトプット出来る方は非常に少ないという印象がございます。論理的思考が欠如していると全ての仕事のパフォーマンスに影響を与え、その結果、組織の生産性を著しく低下させることがあります。本講演では、ビジネスパーソンが身に着けるべき「論理的思考」を整理したうえでスキルアップのアプローチ概要について、楠本和矢がお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
論理的思考、ロジカルシンキングというタイトルだけを聞くと、「基本的なスキルだろう」「ウチの社員は、業務の中でできている」とイメージされる方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、多くの受講者と接してきた中での率直な印象は、実際に論理的思考を正しく理解し、アウトプット出来る方は非常に少ないということです。
例えば、「切り口ごとにアイデアを出して欲しい」「会議で出てきた要素を整理して欲しい」などの依頼をされた際、きちんと各要素をカテゴライズしたり、上下関係を意識して整理したりすることが求められます。
これは、「ロジックツリー」というフレームそのものです。少なくとも、「切り口をヨコに拡げること」「要素をタテに整理/深堀りすること」ができなければ、その先にあるさまざまなフレームワークや応用技法を使いこなすことはできません。この様な基本的なことをできる人がどれだけいるかと言えば、正直かなりの少数なのです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ではここから、楠本和矢が提供している「論理的思考力」プログラムについて、その特長を簡単にご説明して参ります。
一つ目は、現場での「再現しやすさ」を重視していることです。
研修がどれだけ充実していても、現場で活用できなければ無価値です。本プログラムでは、高い可能性で直面する、さまざまな「リアルな状況」をもとに、そこで再現できるさまざまな工夫(例:技法ごとの幾つかの切り口や、TIPS集など)を凝らしています。実際に、ご受講いただいた方からは、「ロジカルシンキングの常識が変わった」「今まで受講したプログラムの中で、一番役に立つ内容だった」など、意図通りの反応を得ています。
二つ目は、「人間的な視点」を入れているということです。
「論理的思考に、人間的な視点?」と聞いて、違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれません。しかし、論理的思考だからといって、筋論をそのまま押しつけるだけで、相手が動いてくれるかというと、そうではありません。相手が全員「論理的な人たち」であれば何の心配もないのですが、現実は違います。論理的に考えたことを、組織や顧客の中で具現化していくためには、人間的、感情的なアプローチも織り交ぜていかなければならないのです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ロジカルシンキングがしっかり理解、実践できていないと、物事を進める段取り、優先順位のつけ方、事実と仮説を分けた思考、論理的な判断など、全てに影響を与えてしまい、組織全体の生産性に甚大な影響を与えていきます。この基本が欠落している組織に、自律的人材の育成や、イノベーションの創出、生産性の向上など望むべくもありません。
ロジカルシンキングや楠本和矢が提供している「論理的思考力」プログラムに少しでもご興味をお持ち下さった方は、ぜひともご参加下さいませ。お待ちしております。
- 楠本 和矢氏(くすもと かずや)
- HR Design Lab. 事業変革コンサルタント
- 神戸大学卒。丸紅株式会社、外資系コンサル会社を経て現職。多くの企業支援案件の統括役を努める、某社のHR専門組織の代表に着任後、実践に基づくHRソリューションを開発提供。著書に『トリガー 人を動かす行動経済学』『パワーファシリテーション』『人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント』など。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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