［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

人事制度が無いのでこれから作りたい方、また、既にある制度をブラッシュアップしたい・効果的に運用したい方に向けて、「ビジネス戦略に準じた組織戦略の策定」「組織戦略に合った各職務のおける成果責任の定義」「成果責任の達成状況に応じた処遇」「会社ではなく社員を主体にしたキャリアフレーム」など、ジョブ型雇用の本質を示し、既存制度・従来型制度にそれを取り入れるためのヒントと、そのために有効な環境（インフラとしてのシステムを含む）についてお伝えします。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

ジョブ型外資系企業・4社における人事リーダー職の経験に基づく、ジョブ型人事制度の実際の運用を示します。併せて、中小企業14社の人事コンサルティング業の実績から見えてきた、日本型人事制度の課題を提示し、加速する環境 の変化に合った「自社型人事制度」の設計・運用についてわかりやすく解説します。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

昨今「ジョブ型」の人事制度が注目されていますが、それについて絶対的かつ明確な定義はありません。そんな中で「ジョブ型」が求められている主たる理由は、導入によって社員の「成果責任」を問われるようになるために、専門性が向上する組織開発を促すこと、そして社員の「キャリア 自律」を旨とするものであるために、スタッフエンゲージメントの向上を実現することに尽きるのではないでしょうか。本講演では、人事制度の「型」にこだわらず、この重要な本質を既存制度および従来型制度に取り入れ、自社に合った人事制度の構築・運用の方向性について示唆したいと考えています。

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