講演者インタビュー
サイボウズは組織拡大を見据えて、ウェルビーイングと生産性向上をどのように両立できたのか?
サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント
なかむら アサミ氏
ウェルビーイングのあり方を模索している企業が多い中、いち早く従業員幸福度と生産性向上を両立してきたサイボウズ。本講演では、当社が組織の拡大を見据え、いかに両立できたかを、事例や成果とともに解説します。サイボウズの急成長期に人事として活動してきた経験をもとに、チームワーク総研シニアコンサルタントのなかむらが、どの企業でも実践できるメソッドとしてご紹介しますので、ご参考にしていただければ幸いです。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
多くの企業がウェルビーイングに関心を持ち、自社で実現するためにさまざまな取り組みを検討されているかと思いますが、その成果を実感している企業はそれほど多くないと思われます。
今回の講演は、下記のような課題をお持ちの経営層、人事、組織開発、部門責任者、ダイバーシティ推進のご担当者様におすすめです。
・ウェルビーイングと生産性向上の両立を実現したい
・生産性という数字だけの指標から脱却したい
・従業員の幸福度を高めるためにどんなことをすれば良いか知りたい
・持続的な組織づくりのヒントを得たい
・自社の組織づくりの方向性について考えたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
サイボウズは、今でこそ「働き方への取り組み」で注目されることもありますが、過去には離職率が28%のブラック企業でした。企業存続への危機感から組織変革へ着手し、さまざまな取り組みを経て、現在の働き方や組織に転換しています。
そんな当社が一貫して目指してきたのが、生産性という数字上の改善ではなく「生産性と従業員満足の両立」です。
なぜこの二つを両立できたのか――。従業員幸福度を高めるためにどのような取り組みを行い、どのように生産性を高めたのか、事例や成果とともに解説するだけでなく、組織変革の過程で得たノウハウもあますことなくお伝えします。
当社で人事として長年従事し、現在サイボウズチームワーク総研で企業の組織開発や人材育成を支援しているコンサルタントだからこそ語れる「生の声」をお届けできればと思います。
当日は質疑応答の時間を設けます。「なぜサイボウズは実現できたのか?」「どのような障壁があったのか?」「どんな成果があったのか?」「こんな課題がある場合はどうしたらいいか?」など、どんなお悩みやご質問にもお答えいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
コロナ禍が想像以上に長く続き、社員の安全、幸福について考えられている企業が増えています。そしてそれは企業だけでなく一人ひとりのビジネスパーソンも同様です。
社員のウェルビーイングを考えること、それは企業競争力をつけることにつながります。
講演では、私たちが生産性向上から従業員幸福度に重点を転換したきっかけや、ウェルビーイングを実現するために必要なマネジメントのポイントについてお伝えいたします。
- なかむら アサミ氏(なかむら あさみ)
- サイボウズ株式会社 チームワーク総研 シニアコンサルタント
- 2006年サイボウズに中途入社。人事、広報、ブランディングを担当した後チームワーク総研に参画。企業向け人材育成コンサルティングや研修に従事。働き方改革、風土改革、チームワーク、ウェルビーイングを得意とし、研修実績も多数。著書に『わがままがチームを強くする』『サイボウズ流テレワークの教科書』がある。
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