講演者インタビュー
「360度診断を活用した人事の業務・役割の品質向上」~導入・活用を進化させるためのポイント~
株式会社トランストラクチャ パートナー
小野寺 真人氏
360度診断は管理職研修のためのツールであると見なされがちです。しかし、上手に活用すれば社員の能力発揮状況や特長を手に取るように「見える化」できます。また、適材適所の配置を実現するための、経営および人事における不可欠なツールにもなります。本講演では、個別の人材開発にとどまらず、本来人事が期待される役割を実践することを目的に、360度診断の実施・活用を推進させるポイントをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
360度診断の導入を検討しているけれど、どうすればいいのか……。そんなお悩みをお持ちの方に向けた講演です。
従業員1,000人以上の企業を対象とした調査によると、360度診断は約20%の企業で実施されています。特に360度診断は、マネジメント改革のツールとして中央省庁での導入も進んでおり、今後さらに活用の幅が広がっていくことが予想されます。
このように多くの企業で導入されている360度診断ですが、企業の人事担当者にお話を伺うと、設問設計などの仕様設計が難しい、アンケートを実施・運用し経営に報告するところで力尽きている、といったケースが珍しくありません。
本講演では、当社の事例を元に、360度診断や社員意識調査を通じて得られた結果を人事施策や組織開発、人材育成につなげるためのエッセンスについて解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
360度診断の新規導入は、入口と出口が大変重要なポイントです。
入口としては、どういった目的や意義をもって導入するかの社内アナウンス、設問はどう設定すれば良いのかなどがあります。出口としては、個人別レポートを返却する際にフィードバック研修を実施したいが、カリキュラムをどう設定するのか、全体のデータを集計・分析をして次の人事施策に展開できるのか。
こういったお悩みについて、具体的な事例を交えて説明いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
360度診断の導入を検討中の人事の方に、社内に持って帰って内容をシェアしたくなるような講演ができればと思います。
本講演に参加される皆さまにとって、少しでも課題を解決するヒントとなれば幸いです。
- 小野寺 真人氏(おのでら まこと)
- 株式会社トランストラクチャ パートナー
- 大学卒業後、大手アパレル会社にて人事、商品企画、新規ブランド事業開発に携わった後、ファッション雑誌系ECサイト運営会社の事業責任者として、人事、新規ECサイト構築をリードする。当社に入社後はマーケティング部門に所属し、営業、Web施策の企画・開発、セールスプロモーションを主体とした業務に従事。
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