講演者インタビュー
JTの事例にみるグローバル人材育成
成功するための3つのポイントとは
トライオン株式会社 代表取締役社長
三木 雄信氏
「英語研修の学習効果の測り方がわからない」「研修では良い成績を修めた社員が、現場で英語を活用できていない」といったお悩みが多く寄せられます。本講演では、日本の代表的なグローバルカンパニーであるJTの事例をもとに、現実的な目標設定の秘訣から継続的な学びの仕組みづくりのポイントまで、余すことなくお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、「研修効果を高め、ROIを最大化したい」「社員に実務に活かせる英語力を身につけさせたい」という課題をお持ちの人事・研修ご担当者におすすめの内容となっています。
当社が2015年から提供している英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」では、その研究機関である「TORAIZ語学研究所」で受講生の学習データを分析しています。その結果、「より具体的なゴールを設定した英語学習者は、学習によるスピーキング力向上の効果がより大きい」ことが確認されています。
当日は、「具体的な目標設定」「ゴールから逆算した学習計画」「継続する仕組み」の3つのポイントについて、日本の代表的なグローバルカンパニーであるJTの事例や各種データをご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
アメリカでは、学習を効率的にデザインするための方法論「インストラクショナルデザイン」が普及しています。これは「科学的に証明された、誰もが成功する学び方」があるということです。企業の英語研修も例外ではありません。
限られた学習時間のなかで、いかに最短最速で結果につなげていくか――。
科学的な裏付けと当社のお客さまの事例をもとに、研修設計のポイントをお話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
日本の企業が社員に求める英語力は、本社の海外移転や海外企業の大型買収などグローバル化の深化に伴い、大きく変化してきています。従来は、TOEICでの一定のスコアが求められてきました。近年は、より実用的な英語力が必要とされ、英語でプレゼンテーションと質疑応答ができるレベル(CEFR B1・VERSANT47点)以上が研修のゴールとなっています。このレベルを達成するには、個々の社員の英語学習に対するモチベーションの開発・維持が鍵となります。また、そのためには個別のゴール設定やプログラム開発など個別最適化が鍵になってきます。TORAIZでの実際の事例に基づいて、英語研修の最新トレンドをご紹介します。
- 三木 雄信氏(みき たけのぶ)
- トライオン株式会社 代表取締役社長
- 東京大学経済学部卒業後、三菱地所を経てソフトバンクに入社。2000年、ソフトバンク社長室長。通信事業参入時のプロジェクトマネージャーを務める。2015年、英語コーチング「TORAIZ(トライズ)」を開始。『海外経験ゼロでも仕事が忙しくても「英語は1年」でマスターできる』(PHP研究所)他、著書多数。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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