［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会［後援］厚生労働省

――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

今の人事の皆さんは本当に、取り組むべきアジェンダがたくさんあり大変です。

従来の人事業務に加え、リファラル推進、タレントマネジメント、脱年功序列、ジョブ型雇用、マネジメント改革、研修の再設計、定年延長対応、リモートワーク、副業解禁など。

頑張っているのに、なかなか人事の努力が経営や現場に伝わらず、うまくいかないと感じる。各施策が個別対応で、バラバラの推進になってしまう中で、なかなかうまく成果が上げられていないという課題感や、もっと全体を統合して考えていきたいという課題感をお持ちの皆さまに向けた講演です。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

当社では、経営戦略や事業戦略を踏まえた人事戦略の全体設計をご支援しています。

バラバラになってしまった施策推進を統合して考え、推進する人事戦略の重要性をぜひお伝えしたい内容です。

人事戦略は、経営戦略や事業戦略と対になって考えないといけないものですが、なかなか難しいのではないでしょうか。評価・処遇・採用・異動・育成などは、一気通貫の考え方で統合していく必要がありますが、人事の中でもどうしても縦割りになりがちです。難しい挑戦ですが、経営・事業戦略と人事戦略をつなげることと、それぞれの人事施策を、人事戦略の中で統合して進めていくポイントをお伝えしたいと考えています。

特に重要なポイントは、人材マネジメントポリシーの策定です。個別バラバラに進みがちな各施策を一気通貫で整理をして、人事戦略を統合して進めていく具体的な進め方をお伝えできればと思います。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

現在多くの会社が、経営課題として人事制度や仕組みの改革に取り組まれています。

一方で、評価や採用、再配置などそれぞれの施策ごとにバラバラに検討されていることが多いと感じています。実際にそのような状態に課題を感じられている人事の方ともよくお話をさせていただきます。

今回の講演では、人事戦略において全体設計の仕方に悩まれている方にご参加いただき、少しでもお役に立てれば幸いです。人事の皆さまの努力がしっかりと報われるためには全体設計こそが、今最も重要な人事アジェンダではないかと思っています。皆さまとお話ができることを楽しみにしております。

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