講演者インタビュー
英語4技能の可視化から見る、失敗しないグローバル人材育成計画の立て方とは
株式会社ベネッセi-キャリア
佐藤 桂司氏
グローバル人材育成計画立案や研修設計において重要なのは、実務で使える英語力を育成することです。しかし、事業成長を実現するために、どのようなスキルが不足しているかを正しく見極められていないまま、育成計画を立てているケースがほとんどです。本講演では社員の英語4技能の可視化をキーワードとした、計画立案や研修手法について、企業事例とともに説明します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
グローバル人材育成計画の新規立案や見直しを検討しているグローバル人事戦略・人材育成担当者、また、各種英語研修サービスを試してもなかなか成果が出ないなどの課題をお持ちの育成・研修担当者向けの内容です。事業成長のスピードに対応した、効果的で効率的な研修設計を模索している方や、グローバル人材育成計画を一から見直したいと考えている方向けに情報を提供いたします。
実務で使える英語力の育成を考える際、最も重要となる「英語4技能」「実務で使える真の英語力」の可視化の重要性に注目し、可視化の具体的な手法や可視化したデータの活かし方を、企業の事例を用いて説明します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
グローバル人材育成計画と一言にいっても、おさえるべきポイントは非常に多岐に渡ります。その中で最も重要なのは、現状を把握したうえで育成計画を立案することです。「組織の英語力が上がらない」「各種英語研修サービスを試してもなかなか成果がでない」というお悩みをよくお聞きしますが、現状を把握していない中で、やみくもに研修コンテンツやラーニングの機会を選定しているケースが非常に多いと感じています。
また、研修効果測定の目的で、当社のアセスメントなどをご利用いただくケースが多いのですが、PDCAに基づく「品質管理」といった側面でも、漠然とした英語力の伸びの確認といったケースがほとんどです。そのため、ビジネスの現場で通用する、事業の成長のために必要とされている英語力が備わっているのか、正しく見極めができていない印象です。
組織全体の英語力アップに成功している企業は、組織の英語力を正しく可視化することから始めています。そして、従来のリスニング・リーディングの2技能に加え、スピーキング・ライティングも含めた4技能を可視化した後で、組織全体の目標レベルの設計、育成対象の絞り込み、最後に研修コンテンツの選定を行っています。
事業成長の変化やスピードに対応した効果的な研修設計を模索している方や、グローバル人材育成計画を一から見直したいと考えている方にご参加いただければと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
英語「が」できることと、英語「を」使って仕事ができることは、大きな差があります。真のグローバル人材の育成は、リスニング、リーディングに加えてスピーキング、ライティングを測定することからスタートするのではないかと考えています。
皆さまのご参加をお待ちしております。
- 佐藤 桂司氏(さとう けいじ)
- 株式会社ベネッセi-キャリア
- 「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能をオンラインで測定する英語アセスメントGTEC(ジーテック)の導入支援、および企業の英語力向上のためのコンサルティング業務を担当。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。