講演者インタビュー
意外と知らない! 「食事」が及ぼす従業員のコンディションやチームの生産性への影響
株式会社エデンレッドジャパン アフィリエーションリーダー&シニアセールス
伊村 善志郎氏
リモートワークの普及や食材などの物価上昇など、環境や経済が目まぐるしく変化していますが、「人は必ず食事する」ことは変わらない事実です。当然すぎて見落としがちですが、「食事」へのケアが従業員のコンディションを整えることにつながります。本講演では、一人ひとりのコンディション・健康サポートが企業の生産性向上にもたらす効果を整理し、「食事」に関する知識と具体的なサポート方法ついてお話いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・企業側と従業員の物理的距離がある中、従業員のエンゲージメント低下にお悩みをお持ちの方
・多様性・働き方の変化に、より対応した「平等」な従業員サポートを模索している方
・従業員へ健康意識向上のきっかけを、企業側として提供したい方
・インフレやコロナが生活を直撃する中、従業員に対する「何かしてあげたい」という思いを具現化したい方
「チケットレストラン」は、飲食店やコンビニなどの加盟店で利用できる⾷事補助サービスです。在宅勤務でも平等に恩恵が受けられる食の福利厚生として、コロナ禍以降特に注目を集め、企業からのお問い合わせが急増しました。
お問い合わせをいただく企業に共通しているのは、「従業員に対して平等に、真に必要なケアをしたい」という課題をお持ちであることです。課題解決の一助となる、事例やデータをお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
健康的な生活を維持するために、「食」は必要不可欠な条件です。充実した昼食を食べることができれば、社員のやる気、仕事の生産性に必ず良い影響を与え、離職率が下がるという豊富なデータがあります。
しかしながら、充実した昼食をとれていないビジネスパーソンが、どれだけいるかご存じでしょうか? 今年、私たちが20~50 代のビジネスパーソン600名を対象に行った調査では、次のようなデータが出ています。
・20代の約半分が「食費節約のため」にランチを欠食する
・約15%の人は、週の半分以上ランチを食べていない
・約6割が、金額を理由に勤務日のランチで食べたいメニューを「我慢したことがある」
・3人に1人が勤務日にランチを食べなかったことがある
この講演では、「食」のサポートを柱に、さまざまなデータや事例をご紹介します。健康経営に成功している企業は、従業員をどのような思想でケアしているのか。そしてどのように、会社の制度といった具体的な施策に落とし込んでいるのかという点についてお話しいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
コロナ禍以降、在宅勤務が促進されるにつれ、従業員のエンゲージメント低下にお悩みの企業から、相談をいただくことが多くなりました。健康経営は、変化に強い組織作りのための重要なキーです。
当社の本社があるフランスでは、食事のサポートは企業の「義務」となっています。しかし残念ながら、日本の場合、社員の食事に対する企業の認識およびサポートが、お世辞にも高い水準にあるとは言えません。食事に対するサポートが充実している欧米諸国と比較すると、日本の労働者の生産性は低くとどまっているのが現状です。
食事補助が企業にもたらす効果や影響を、ぜひ皆様と一緒に考えていきたいと思います。講演へのご参加をお待ちしております。
- 伊村 善志郎氏(いむら ぜんしろう)
- 株式会社エデンレッドジャパン アフィリエーションリーダー&シニアセールス
- 大手機械工具商社、ベンチャー企業でのBtoBセールス及びマネージャーを歴任。エデンレッドジャパン入社後は、オペレーション、加盟店営業ならびに中小企業をターゲットとしたSME営業部のマネジメントを経て、本年より加盟店営業(飲食店様)及び既存営業(導入企業様)を統括。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。