講演者インタビュー
障がい者雇用のミスマッチを引き起こす3つの観点
~定着に向けた様々な手法の紹介から比較まで~
株式会社JSH 執行役員 地方創生事業部グループ
矢野 翔太郎氏
採用はできても1年以内に退職してしまう障がい者の方が増えており、定着に向けたサポートの方法が良く分からないという声をお聞きします。在宅勤務が浸透し、業務の切り出し方が複雑化している中で社員とのミスマッチを防ぐにはどのように対応すれば良いのでしょうか。本講演では、各社の特例子会社・サテライトオフィス・農園などのさまざまな事例を紹介・比較しながら会社ごとにあった取り組み方法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
初めて障がい者雇用の担当になった方から今後の対策を検討されている方まで、障がい者雇用に関する情報整理の場としてご活用ください。
「そもそも障がい者雇用のカタチはなにがあるのか」
「障がい者雇用の担当になったが、今後どういう形で進めていくべきか分からない」
「働き方改革に伴い、在宅勤務が浸透してきており、業務の切り出しに苦戦している」
「採用はできたものの1年以内に退職してしまう障がい者の方が増えており、定着に向けたサポートの方法が分からない」
「従業員数も増加し、企業として新しい発想をしていかなければならない」
「障がい者雇用の取り組みに限界を感じている」
上記のような思いを抱えるご担当者様にお勧めしております。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
障がい者雇用の手法を主なテーマに、企業にとってどのような取り組みや対策がふさわしいのか、事例も交えながらご紹介していきます。障がい者雇用にかかわる全ての方にとって、今後のご参考になる内容であると考えています。今までの取り組みの振り返り、今後の取り組みにおける重要視すべきポイントを理解するきっかけとなれば幸いです。
講演では、実際の事例をもとに手法をご紹介します。聞いてすぐにでも実践できるような内容をお届けいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
現在の日本が抱える障がい者雇用の課題の一つに、地方と都市部での障がい者の就労機会の格差が上げられます。地方では障がい者が働く場所がなくて困っている、都市部では企業が障がい者の雇用ができずに困っている、というミスマッチです。コロナ禍により多様化する働き方(テレワークや在宅勤務)も、企業側の雇用ができないという課題を大きくしている要因かもしれません。
JSHでは、障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を通して、地方在住の就労意欲の高い障がい者の方を都市部の企業へご紹介するという取り組みを行っています。地域格差がなく、全ての障がい者がいきいきと長く安心して働ける場所を作ることが、当社が目指す障がい者雇用の一つの未来です。
- 矢野 翔太郎氏(やの しょうたろう)
- 株式会社JSH 執行役員 地方創生事業部グループ
- 2006年神戸大学経営学部卒業。同年、株式会社JTBに入社。2018年にJSHに転職し、障がい者雇用支援サービスのスキーム開発から法人営業までを担当。関連法案への知見もあり、障がい者雇用の課題を抱える企業との面談は500社を超える。農園開設や運営にも携わることで、障がい者雇用のリアルな現場にも正対。
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