講演者インタビュー
ビジネスシミュレーションの事例から考える、「リーダーシップ」の育て方
株式会社採用と育成研究社 取締役
鈴木 洋平氏
現場で活躍する人材の育成にはリーダーシップの発揮経験が欠かせません。しかし、リーダーシップを発揮してもらう場面を意図的に作ることは難しく、困っているという声もよく伺います。まずは人事が主導となって、リーダーシップ発揮経験を積むことができる環境を提供することが有効な手段となります。本講演では、ビジネスシミュレーションを用いてリーダーシップの発揮経験を引き出し、育成する方法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
リーダーシップ研修の導入を検討している方や、実施しているが効果に疑問がある方向けの講演です。また、経営幹部候補の発掘や育成、サクセッションプランなどを計画しているが評価と育成をどのようにすれば良いか困っている方にも、マッチする内容です。
現場でリーダーシップが育成できれば良いのですが、人事がリーダーシップ研修を企画しているのであれば、現場任せではなかなかリーダーシップ人材が育たない、ということだと思います。
ところが、研修で本当にリーダーシップは育成できるのか、という疑問が人事の業界では常につきまとっています。
本講演では、ビジネスシミュレーションを用いて、リーダーシップ育成の以下の三つのポイントを具現化するための方法と事例を紹介します。
・発揮経験
・場の難易度
・フィードバック
講演の最後に、オンラインで簡単にビジネスシミュレーションを実施できる「モギセン」を紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ビジネスシミュレーションを用いてリーダーシップを評価・育成するための、これまで培った知見、事例を余すところなく紹介します。
ビジネスシミュレーションは、人事側の目的達成に寄与できるだけでなく、受講者側も没入感を感じたり意欲高く取り組んでもらえたりと、双方にメリットのあるプログラムです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
リーダーシップ研修にもたくさん種類があります。
・現場での経験を振り返り、目標設定をする研修
・スピーカーに登壇してもらいリーダーシップ発揮経験などを話してもらい、それを題材にして自分たちにできることを落とし込む研修
・リーダーシップとは何かについて講義やワークで明らかにして、それらを現場で発揮するためにできることを考える研修
などなど。
これらの研修も重要で、すべてがリーダーシップの成長に役立つものです。
一方で、これらの研修にはないものがあります。それが、「研修の場におけるリーダーシップの発揮」です。研修の場におけるリーダーシップの発揮経験について、参考になる内容があれば幸いです。
- 鈴木 洋平氏(すずき ようへい)
- 株式会社採用と育成研究社 取締役
- 日本IBMを経て、2008年に採用と育成研究社を設立、取締役に就任。新卒採用におけるインターンやグループワークのコンテンツ開発、育成における研修プログラム開発などを手掛け、同時に講師も担当している。特にオリジナルで開発したビジネスシミュレーションプログラムは企業から好評で多くのリピート実績がある。
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