講演者インタビュー
社内コミュニケーション戦略としての社内報 ~事例から学ぶ作り方と使い方~
アドバンド株式会社 ディレクター
藤森 雅絵氏
社内報をただ作るだけのモノと思っていませんか。リモートが進み、社内の情報が見えづらくなった今こそ、活用次第で大きく社内の関係性を改善できる可能性を秘めています。本講演では、抱えていたコミュニケーション課題の捉え方から、効果的な社内報の位置づけ、作り方、使い方をご紹介します。即時的なコミュニケーションがとりづらいからこそ、非同期コミュニケーションの戦略的な使い方が、組織活性化の成否を分けるのです。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
リモートワークの常態化、生産性向上にむけた働き方改革の推進などによって、人と人との「同期型コミュニケーション」がとりにくくなっています。そこで、注目されているのが、社内報、イントラネット、メールマガジン、SNSなど、媒体を活用した「非同期型コミュニケーション」です。
今回の講演は、紙とWeb、PUSH型とPULL型など、媒体を使った社内広報について、整理とすみ分けをしたい方におすすめです。紙の社内報は、数年来、あるいは数十年来、内容や表現がほとんど変わっていないという会社も少なくありません。担当者にすれば、「せっかく苦労して編集しているのに、従業員に読まれているのか?」「ペーパーレスとか環境配慮が叫ばれるなか、デジタル化すべきか」など、さまざまな悩みがあると思います。そんな悩みを解決するヒントを手に入れていただければ幸いです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
前半は、紙とWebなどメディアによる特徴について、わかりやすく解説します。当社が社内報ほか、さまざまな制作物に携わってきた経験から、メディアの特性をふまえた見解をお話ししたいと思います。実体のある「紙」と、即効性・拡張性のある「Web」のメリット・デメリットを解説したうえで、価値を感じてもらいたい情報は「紙」、スピード感や双方向性を優先すべき情報は「Web」と、すみ分ける方法についてお話しします。
そして、見どころは後半。当社が支援するクライアント企業の方をお招きします。この企業では社内報の発行後、社内コミュニケーションが活発になるばかりか、会社説明会で学生に配布して採用広報にも成功しています。当時の経営陣が成長を加速させたいという思いで、若手社員の成長、優秀な学生の採用を目的に発行をスタートした、ユニークな社内報。売上の拡大と、持株会社の株価の向上にも寄与しました。この事例から見えてくる新たな社内報の役割について、ノウハウをお聞きしたいと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
せっかく手間と時間をかけ、少なくない予算を投入して発行する社内報。ぜひ、効果的なインターナルコミュニケーションにお役立ていただきたいと思います。この講演では、そのヒントを持ち帰っていただければ幸いです。
また、当日参加いただいた皆さまには、特別なプレゼントがあります。講演終了後、アンケートにご協力いただいた方にはもれなく、アドバンドが編集した『ノウハウBOOK ~ブランディング編~』(A4判/60ページの冊子)を差し上げます。社内報だけでなく、社史/周年記念誌、CI構築、理念ブック(クレド)、リクルーティングなどのお役立ち情報が満載です。ぜひお役立てください。みなさまのご参加を、心からお待ちしています。
- 藤森 雅絵氏(ふじもり まさえ)
- アドバンド株式会社 ディレクター
- 岩手県出身。短期大学を卒業後、新卒でアドバンドにデザイナーとして入社。現在はディレクターとして勤務。
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