講演者インタビュー
元Google人事が語る、競争力を高める「採用マーケティング事例」
株式会社RECCOO 執行役員 COO 兼 CHRO
草深 生馬氏
社会の変化に対応しながら採用活動をアップデートしていくにはどうしたらいいのか。それには1年単位から中長期まで含めた骨太な採用戦略が不可欠である。本講演では、元Google人事の草深が、注目を集める「採用マーケティング」の考え方を、新卒採用における成功事例とともに解説。 戦略性を高め、場当たり的な採用から脱却する、採用マーケティングの実践方法と共に採用戦略の設計に今すぐ活かせる情報をお届けする。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演では、以下のような課題をお持ちの経営者・人事担当者様の役に立つ情報をお届けします。
・近年注目されている「採用マーケティング」を理解したい
・感覚的、場当たり的な採用活動から脱却したい
・採用マーケティングによって、採用成果が飛躍した「他社事例」が聞きたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
新卒採用は、中途採用に比べて成果の可視化に時間がかかるため、PDCAが回しにくい領域です。そのため最も重要なのは、年単位の見通しのもと、戦略性の高い採用計画を立てることです。
戦略設計においては、誰もが「成果が出ている企業の事例から学びたい」と考えるでしょう。当社が戦略設計を支援した企業の中には、「採用マーケティング」の考え方を取り入れることで、ターゲットとなる優秀層への認知度向上や応募数上昇、そして採用成果の増大など、喜ばしい結果につな がった事例が増えています。今回はそんな企業のお取り組みの中でも特に顕著な成果につながったいくつかのケースについて、普段は表に出ないような詳細な具体例をお伝えします。
当社は、昨年秋の「HRカンファレンス」で講演した『元Google人事が語る、新卒採用におけるCX(候補者体験)の考え方』に続き、今回で2回目の登壇となります。前回は、Googleでの採用事例を他社でも再現可能なノウハウに落とし込み反響があった一方で、ここだけの話やはり「Googleだからできるんでしょう」といったお声もいただきました(笑)
採用マーケティングの考え方はGoogleでも実践しているものでありますが、皆さまの声を真摯に受け止め、今回はまさに「どんな企業でも再現可能」な取り組みを、実際の最高事例からひも解き、そのノウハウをお届けすることを重視しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「どんな人も驚くような可能性を秘めている」
これまで採用に関わる中で、常に大切にしてきた信念です。
私自身、もとは長野県の小さな山村生まれでした。数えきれないほどの幸運な出会いを通じ、最終的にはGoogleでグローバル規模のプロジェクトをリードするなど、少しずつ世界を広げてきました。
だからこそ、就活という人生の転機に、学生は自身の個性・才能を開花させ、それを受け止める企業と出会ってほしいですし、企業もそういう姿勢で採用に取り組んでほしいと願っています。
ご参加いただいた方には少しでも多くの知識と満足が得られるよう、精一杯務めさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
- 草深 生馬氏(くさぶか いくま)
- 株式会社RECCOO 執行役員 COO 兼 CHRO
- 2011年IBM Japanへ新卒入社。2014年に Google 採用チームへ転職。国内新卒採用プログラム、MBA採用プログラムのアジア太平洋地域リードを兼任する傍ら、Google の人事制度について社内研究チームを組織し、人事制度のコンサルテーションや講演を実施。2020年春より現職。
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