ワーク・エンゲージメントとは?
ワーク・エンゲージメントとは、仕事に対して積極的に、充実した態度で臨めているかを示すものとされています。
ワーク・エンゲージメントが高い場合、仕事に対する熱意が高い、活力が出るような働き方をしている、仕事に没頭する、この3つの度合いが高いと定義されています。
ワーク・エンゲージメントが高い人はストレスを感じにくく、仕事に対する満足度、仕事のパフォーマンスが向上する傾向にあります。裏を返せば、仕事に対する熱意が低く、活力のない働き方をし、仕事に没頭できていないような人はワーク・エンゲージメントが低く、ストレスを感じ、なかなかパフォーマンスも上がらないということを意味しています。
そのため、メンタルヘルスの観点からもワーク・エンゲージメントを高くすることが求められています。
実際にワーク・エンゲージメントを高めていくには、2つの要素が必要です。
まずは職場や組織に関することです。例えば、上司や同僚からの支援、サポートがしっかりしていること、コーチング、訓練機会の多さ、仕事の裁量権などこれらが優れていることで、仕事に対する熱意などが高まることになります。
もう1つは個人に関することです。レジリエンスと呼ばれる、難局でも立ち向かう姿勢や先行きへの楽観性、自分は有能だと思わせることなどが仕事の没頭や活力のある働き方につながります。
この2つから高めていき、ワーク・エンゲージメントを向上させていくということができます。
会社の組織でできることは、職場環境の向上や仕事への取り組みの見直し、教育の徹底などです。
特に求められるのは上司から部下に対するアプローチの改善です。上司の中には、ひたすらに働く仕事人間のような人がこれらに該当すると考える人も多くいますが、実は仕事人間とは一線を画するものです。
必死に仕事に取り組む人は実は不安を抱えており、楽観性に乏しく、仕事自体を楽しいものとは思っていないという人がいます。これではメンタルヘルスの意味合いからは逸脱することになります。
そのため、がむしゃらに若手社員が働いているのはなぜなのかという視点に立つことが必要です。仕事が楽しいからそうしているのか、それとも、前に仕事の態度がなっていないと怒ってしまったためにポーズとしてやっているのかなど、色々な考え方が生まれます。
そうしたものを面談を通じて聞いていき、不満を吸い上げてよりよい環境にしていくということが、会社、管理職などの役割と言えるのです。
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鈴木 孝裕(スズキ タカヒロ) 株式会社ウェブサーブ 代表取締役
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