採用戦略としてPythonを活用する
Pythonの2022年は何冠も取っていて、また、新たに若手が学びたい言語で1位になりました。過去にも将来性がある言語や今学んでいる言語、若手に学ばせたい言語などでも一位を取っています。興味がある方はネット検索してみてください。
確かに、このコラムで何回も書いていますが、Pythonは人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等で中心的な技術として普及が始まっており、これらの分野はいずれも将来が約束されている分野です。
一方で今仕事で使っている言語で総合1位にはなっていません。いろいろなところで調査データが出ています。この1年で上位には上がってきていますが、既存の案件もあるので、まだ仕事での使用率1位にはなっていません。ただ、割と時間の問題のように思えます。
ここで、人事部の皆さんとしては、今仕事が増えていて、将来も約束されていて、若手が学びたい言語1位になっているPythonをどう扱いますか?
求人に使うのも一つの方法だと思います。冒頭のデータは25歳から35歳の300人のアンケートでした。この年代は多くの企業が欲しい年代だとも思うのです。そういう意味ではPythonを求人に使うのもありだと思います。
一方で、Pythonは冒頭でも述べていますが、人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等で中心的な技術として普及が始まっていますので、この分野に強い企業というイメージをつけるにはPython人材育成に力を入れることは有効です。これらの分野に強い企業であれば、Pythonの人材はそれなりにいるはずですし、もし、Python人材がいないというのは、少しニッチなビジネスモデルのように見えてしまうかもしれません。(王道ではないという意味です)
もちろん、人工知能、機械学習、データ分析、ビッグデータ、インフラの自動化、Web等でPythonを使わない選択肢もありますが、中心的に普及しているということは、技術面で便利だったり、有効だったりするためです。
雑感レベルの話でしたが、何かのきっかけになれば幸いです。
それでは今日はこの辺で
- 資格取得
年間登壇約20回、連載数15本以上、顧問先14社を持つマーケッター。著書「ITエンジニア向け企画力と企画書の教科書」大手企業の職級査定審査員
日本を代表する大手企業を中心にマーケティング支援を実施。日本のIT業界の発展のためには教育が重要であると考え、LinuxやXML、PHP、Ruby on Rails、Python、IPv6の検定試験を立ち上げ、運営組織の代表を歴任する。
吉政忠志(ヨシマサタダシ) 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 代表理事
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