メディアサイト株式会社 執行役員
南 常治氏
2012年、よりインタラクティブな学習のツールとして、またネットワークを介したソーシャルラーニングの手法としてモバイルラーニングの導入が加速してきました。 PCやiPadのような大画面からiPhoneのようなスマートフォンまで一つのソースから映像配信を可能にしたことで生み出される新たなモバイルラーニングの世界をご説明します。
今までのeラーニングの概念にとらわれない、新しい可能性を感じてほしい
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
南:eラーニングと映像配信は、今まではどちらかと言うと別々のものとして語られることが多かったかも知れません。eラーニングはコンテンツを作り込むことにより体系的でかつ個別対応を得意としており、映像配信は比較的容易に臨場感を実現することができることを特長とし、それぞれ得意な分野で独自の発展を遂げて来たのです。。
最近のモバイルネットワークの発展と端末の多様化は、これらの技術の融合を容易にしました。また、eラーニングに求められる場面が今までの全社教育からスキル教育・プロフェッショナル教育まで広がってきたことにより、映像配信を効果的に活用することが必須ともなってきました。
2000年から映像配信に特化したソリューションを提供し続けてきたMediasiteの豊富な実績を土台に、モバイルラーニングの時代の新たなご提案を差し上げます。今までのeラーニングの概念にとらわれない、新しい可能性を感じていただければ幸いです。
ひとつの映像ソースから、PCやiPadのような大画面デバイスとiPhoneなどのスマートフォンへの映像配信を可能にした、Mediasite 6から生み出される新たなモバイルラーニングの世界を詳しくご説明します。すでにeラーニングを使いこなしている方々から、これからチャレンジしようと考えておられる方々まで、それぞれにヒントをつかんでいただけることを期待します。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
南:Mediasiteは、大学の授業収録配信システムとして世界シェアNo.1の実績を持つ製品です。(6年連続フロスト&サリバン調査による)。企業向けではオンライン研修教育システムやWebセミナー配信で多数の実績を持ち、特にビジネス向けの携帯回線を使用したモバイル映像配信の分野では多くの企業様にご愛用いただいています。
昨年の第8回日本e-Learning大賞では筑波大学様・日立ケーイーシステムズ様と共同で文部科学大臣賞を受賞いたしました。今回、満を持して発表したMediasite 6(新バージョン)では、モバイル端末の全面サポートを始めとして企業・大学で必要とされる数多くの新機能を実現しています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
南:モバイル端末、eラーニングや映像配信システムなどは単なる道具であり、一番重要なことはそのような仕組みを利用して何を実現するか、今までできなかったり実行するのが難しかったりしたことが可能になることにより、生み出される利益は何かを考えることです。私たちは、そのような顧客ニーズを第一に据えて必要とされるソリューションの提供を、常に目指してきました。このセミナーでも、事例を土台に分かり易くご説明することを心がけますが、参加される皆さまには、貴組織において解決すべき課題は何かを念頭に、率直なご意見を賜れば有難く存じます。
- メディアサイト株式会社 執行役員
- 南 常治氏(みなみ・じょうじ)
- 2001年メディアサイト株式会社入社
雇用能力開発機構の京都「しごと館」開設に際し動画による職業紹介データベースシステム構築に参画
現在、大学及び一般企業向けRichMedia Contentsの制作・インターネット配信・サーバー管理システムのマーケティング&コンサル業務に従事
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
- E-mail:hrc@jinjibu.jp