株式会社日本能率協会マネジメントセンター
研修ラーニング事業本部 研修プログラム開発部 部長
蕪木 健司氏
「情報の真偽や背景を確認せずに鵜呑みにする」「インターネット上の情報の“コピー&ペースト”が日常化」・・・。物事を考える際の正しい視点・習慣を身につけ、日頃からアンテナ力を高めていれば、これらの現象は確実に解消されます。JMAMコンサルタントの問題解決技術から考える力を高めるために有効な 視点を整理いたしました。若手社員を自ら考え行動する社員へと変身させる一助として、そのポイントをご紹介いたします!
聞くだけでなく、考え、話し、書くことで刺激的な学びの場を体験してほしい
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
蕪木:人事・教育のご担当者様から、「社員の考える力をもっと高めさせたい」という言葉をよくお聞きします。具体的には、「言われたことを言われた通りにしかしない」「深く考慮せずに思いつきで行動する」という社員が多く見受けられると言うのです。
では、この問題に対して、どのように対処していけばよいのでしょうか。巷には、さまざまな思考に関するノウハウがあります。代表的な問題解決手法、ロジカルシンキングといったテーマを教育すれば、この問題は解決できるのでしょうか。これらは特別なときに使うものが多く、日々の仕事での出番は少ない。また、内容が複雑なものが多い……。それらを効果的に使いこなすためには、その前提となる「考える力」が必要です。
今回、私たちは、仕事で活用できるもの、実践しやすいシンプルなもの、その効果が高いものという三つの観点から、考える力を高めるために必要なことを煎じ詰めました。
本来、読む・書く・考えるといった基本能力はOJTを中心に開発を行うものですが、習慣を見直して行動を是正するには、集中したトレーニングも必要です。視野を広げ、思考を深めていくポイントを、繰り返しの練習を通じて体感していただきます。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
蕪木:弊社は「入社3年間義務教育」「基本能力の向上」の二つのコンセプトに基づき、通信教育、eラーニング、アセスメント、研修とさまざまな学習を組み合わせ、内定者から若手社員の教育サービスをご提供しています。
また、今回ご提案いたします「考える力」を高めるためのポイントは、弊社のコンサルタントの問題解決技術の実践知をベースにした、「使って、役立てるための考えるもの」となっています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
蕪木:ご参加いただく皆さまの貴重な時間を、われわれの一方的な講演で終わらせたくない。もっと刺激的な時間にしたい――そういう想いから、ご参加者同士で問題意識を共有したり、研修の中で行う演習を体験したりしていただきます。
また、受講者の学習意欲を高めるためのちょっとした仕掛けもご用意いたします。聞くだけでなく、考え、話し、書いていただく場になりますので、人事教育担当者としてだけでなく、受講者の立場としてもご参加ください。参加された皆さまにとって、問題解決の参考になる場をご提供したいと思っています。
- 株式会社日本能率協会マネジメントセンター
研修ラーニング事業本部 研修プログラム開発部 部長 - 蕪木 健司氏(かぶらぎ・けんじ)
- 大学を卒業後、社団法人日本能率協会に入職。
株式会社日本能率協会マネジメントセンターに移籍し、営業、ナレッジマネジメント、人事、マーケティング部門を経て、現在研修プログラム開発部長。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
- 〒107-0062 東京都港区南青山2-2-3 ヒューリック青山外苑東通ビル6階
- E-mail:hrc@jinjibu.jp