株式会社DEiBA Company 代表取締役 ビジネス・ブレークスルー大学講師
清水 達也氏
知名度がない。不人気業界だから。そのような理由で優秀学生が採用母集団に集まらない。優秀な学生を見つけて内定を出しても、結局は他社に逃げられてしまう。そんな企業が多くある一方で、同じ状況にありながら、毎年一定数の優秀学生の獲得に成功し続ける人事担当者も確かに存在します。彼らの違いを生んだものとは?長年人材業界にて数々の要職を務めてきた清水が、2014年卒学生の採用に向けてその疑問にお答えいたします。
「優秀人材」を自社に呼び込むための施策を、全て公開
―― 今回の講演のポイントについて、お聞かせください。
清水:経済環境の劇的な変化に伴い、多くの企業で「優秀人材」の採用の必要性が高まっています。中でも長期的な成長を目指す企業であれば、最も重要となるのが新卒採用だと言っても間違ないでしょう。
ところが、まさにその新卒採用の現場で問題が続出しています。本当の意味で優秀な学生の採用が困難な状況にあるのです。大手人気企業には就職サイトを通じて毎年何万人ものエントリーがあるため、一人当たりの採用に十分な時間をかけることができませんよね。一方で、学生からの認知度の低い中堅・ベンチャー企業では、その認知度の低さ故に優秀な学生母集団の形成に苦慮されているようです。
新卒採用が苦戦しているもう一つの理由として、「就活テクニック」の横行も指摘されています。就活生の間で対策本や就活予備校が普及したため、企業が学生の本当の資質を見抜きにくい状況にあるのです。
それでは、企業の躍進に貢献し、社会に新しい価値を創造できる優秀人材を自社に呼び込むために、企業のトップマネジメントや人事担当者は何を意識しておくべきなのでしょうか?私は長年人材業界に携わっていますが、そこでわかったのは「入社後に成長する学生」にはある一定の特性があるということです。彼らがどこにいて、どのような会社・仕事に魅力を感じるのか。そしてどのように口説けば彼らの心が動くのかについて、私はその要諦を心得ています。今回の講演ではそれを皆さんにお伝えしたいですね。
―― 貴社の強みや特徴について、お聞かせください。
清水:私は、30年近く人材業界の最前線で仕事をしてきました。例えば、リクルートではリクナビをはじめとする人材系事業の総責任者・取締役常務執行役員を、リクルートエージェント・リクルートキャリアコンサルティングでは社長を務めています。そのため日本の人材採用の問題点やその解決の方向性に関しては、日本で一番詳しいものと自負しています。
またカプコンの北米法人でCEOを、ベネッセホールディングスでは顧問・経営企画部長を務めるなど、人材業界以外の企業でもいくつか仕事をしてきました。私はそうしたビジネス人生を通して、組織の中で頭角をあらわし、出世していく若者たちを多く見てきましたし、彼らがどのような素質・特性を備えているのかを熟知しているつもりです。この知見は、皆さんが新卒学生を採用する上できっと役に立つはずです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
清水:今回の講演内容は、企業のトップマネジメントや人事部で新卒採用を担当している方々を対象としています。この講演にご参加されるプロフェッショナル志向の強い方々であればきっと、企業の変革・躍進に必要な優秀人材はどこにいるのか、そして彼らを見つけ出し、説得し、入社してもらうためには何をすれば良いのかについて考えを巡らせているかと思います。
当日、私のビジネス人生で得た人材採用に関する知見を、全て皆さんに公開いたします。優秀な新卒学生を採用したい人事担当の方、企業の変革・躍進を期するトップマネジメントの方は、ぜひご参加ください。
- 株式会社DEiBA Company
代表取締役
ビジネス・ブレークスルー大学講師 - 清水 達也氏(しみず・たつや)
- リクルートにて人材系事業 の総責任者・取締役常務執行役員、リクルートエージェント・リクルートキャリアコンサルティングでは代表取締役を歴任するなど、長年日本の人材業界を牽 引。同社退社後はカプコンUSA,INC.取締役、ベネッセホールディングス顧問・経営企画部長などを経て、現在はDEiBA Company代表取締役。
- 日本の人事部「HRカンファレンス」事務局
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