人と組織について体系的に学ぶイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2024-春-」 
				2024年5月15日(水)・16日(木)・17(金)・21(火)・22日(水)・23日(木)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2024-春-」トップ 講演者インタビュー 伊藤 弘泰氏(EQIQ株式会社 取締役)インタビュー

内定辞退・早期離職抑制に役立つ管理職支援
~内発的動機づけを促す組織全体での働きかけ~

伊藤 弘泰氏 photo

EQIQ株式会社 取締役

伊藤 弘泰氏

外部環境や雇用制度の変化により人材の確保が難しくなる中で、Z世代を中心とした早期離職率の高まりは企業にとって死活問題です。「本音」離職理由では、「直属の上司との人間関係」が上位に挙げられています。本講演では、元・グローバル最大のIT商社役員経験のある講師により、多忙な管理職を支援する方法を取り上げ、早期離職防止につながる新入社員とのコミュニケーションの方法や、内定辞退率を改善した事例をご紹介します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

本講演は、特にZ世代の早期離職に悩む企業、従業員のエンゲージメント向上を目指す組織、心理的安全性の重要性を理解したい方々に向けたものです。離職率を抑制するためには、従業員のニーズやモチベーションを理解し、適切なサポートや成長機会を提供することが必要です。また、リーダーシップとコミュニケーションの質向上を通じて、学びや成長を促す安全な環境づくりが求められます。従業員の声を反映した対策が、組織全体の人事戦略の中心です。組織全体での取り組みが求められるため、リーダーシップのコミットメントも欠かせません。

本講演ではEQIQ取締役である講師が、グローバル企業の常務執行役員としての長年の経験を基に、「DXの本質はITツールよりも人のモチベーションが一番重要である理由」に触れながら、人事部の重要性、内発的動機づけに関する理解の必要性などについてお話しします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

近年従業員の離職率が高まる中で、職場の心理的安全性が重要視されています。職場の心理的安全性が高まると、従業員はより積極的に仕事に取り組み、チーム全体のパフォーマンスが向上します。失敗や間違いを恐れない環境が生まれ、新しいアイデアや革新的なアプローチが生まれる土壌ができます。さらに、従業員はチームメンバーや上司とオープンにコミュニケーションを取ることができ、誤解や不満が解消され、職場の雰囲気が改善されます。

逆に、心理的安全性が低ければ、イノベーションが欠如したり、メンタルの問題が発生したりする可能性があります。

組織心理学では、「職場の心理的安全性を向上させるためには、リーダーや管理職のコミュニケーションさらには部下の内発的動機づけ(価値観)への興味関心が重要である」と立証されています。上司や管理職は、従業員の意見やアイデアを尊重し、オープンなコミュニケーションを奨励する必要があります。また、フィードバック文化、失敗を受け入れる風土を醸成することも重要です。さらに、従業員同士が支え合い、互いに尊重し合う文化を醸成することも大切です。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

モチベーションや心理的安全性の向上を通じた離職率の抑制は、組織にとって重要な目標であり、その達成には皆さまの協力と積極的な関与が欠かせません。組織は単なる業績や利益だけでなく、従業員の幸福や満足度も重視すべきであり、そのためには従業員の声に耳を傾け、適切な支援や改善を行うことが不可欠です。

本講演では、これらのテーマに焦点を当て、attuned.aiの内発的動機づけの可視化からはじめる具体的な方法やベストプラクティスを共有し、皆さまが自身の組織やチームで実践できるようにサポートします。組織の成功に向けて共に努力し、より良い職場環境を築いていきましょう。

  • この記事をシェア
  • X
受付終了
講演者プロフィール
伊藤 弘泰氏(いとう ひろやす)
EQIQ株式会社 取締役
EQIQ株式会社取締役 元・世界最大のIT商社であるTDシネックスジャパン株式会社常務執行役員としてDXやマーケティングなど4部門を統括。組織改革、マーケティング、ビックデータが専門。DXの本質はITツールより人のモチベーションがより重要、が信念。岡山大学、環太平洋大学 非常勤講師(特任准教授)。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。

pagetop