講演者インタビュー
エントリー数2000名のシーオーメディカル社長に聞く
「採用~離職の特性データ活用法」
株式会社レイル 代表取締役社長
須古 勝志氏
効果的な人事を行い続けるには、データに則った合理的な判断が必要です。本講演では、社内人財の「特性データ」から、優秀人財や離職者の予測をし、更に問題行動の予測にまで幅広く活用しているシーオーメディカル社の瀬出井社長をお迎えし、採用から離職に至るまでの実践的な特性データの活用事例についてお伺いしたいと思います。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
先進的な理論や科学的ツールは豊富にあるのですが、まず「自社は、どのような人事課題を、どのような順番で解決していくべきなのか」、といったストーリーを描かなければ、自社にとっての最適なツールの見極めはできません。
本講演では、自社の解決ストーリーを描くためのヒントになるような「こんなことにも活用できるんだ。あんなことにも活用できるんだ」というような、「実践的、かつ現場に即したリアルな活用事例」をご紹介します。
何らかの科学的ツールを導入して人事課題を解決していきたい、既にツールを導入しているが、一向に成果が見えてこないなどの課題をお持ちの方に向けた内容です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、「科学的ツールを用いて、人の特性を測定した」で終わらず、「経営者の視点」から「なぜ」を追求し、「では、どうすれば良いのか」までを追求し続けた事例をご紹介します。
この事例企業は、「科学的ツールでは活躍可能性が高いと判定されているのに、実際には活躍できていない人がいるのはなぜか」「成績は優秀なのに、他者を蹴落とそうとしたり、平気で傷つけたりするなどの問題行動を起こす社員がいるのはなぜか」「申し分のない優秀社員が突然離職すると言い出したが、その原因は何か」など、科学的ツールから分析されたデータを基に、「ではどうすれば良いのか」までの答え探しを数年間繰り返しました。
この中で気づいた実践知を「業績を向上させるための人事改革」に生かしている、という事例です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
今回は、皆さまが身近に感じられるような、現場にありがちなテーマに対して、社長自らが「科学を用いた人事改革」に挑む中、たくさんの失敗から学んだ実践知をご紹介します。
科学は万能ではありません。人事を科学する、戦略人事を推進している皆さまには、このような科学的な「姿勢」を持って改革にあたっていただきたいと思いますし、そのためのヒントになる講演になればうれしいと思っています。
- 須古 勝志氏(すこ かつし)
- 株式会社レイル 代表取締役社長
- テスト理論、テスト開発、心理統計学に基づく特性アセスメントやスキル系テスト開発に精通。HRの視点からの人事コンサル経験が豊富。人と組織の「適合性」を確かな精度で数値化するアセスメントツール「MARCO POLO」設計者。著書『HRプロファイリング』(日本経済新聞出版/2020年)。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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