講演者インタビュー
社員の「楽しい」という言葉を、どう引き出すのか
キモチを知るから始める、対話のデザインの作り方
株式会社グッドパッチ Design Division Marbleチーム マネージャー
島田 賢一氏
多くの人が「せっかく仕事をするのであれば楽しく取り組みたい」と思っています。しかし実際には、どこかでやらされ感を抱えている社員がほとんどです。本講演では、表面的なマインドをインストールするのではなく、キモチをデザインするプロセスを事例も交えて解説します。また、個人と組織の両面からデザインの持つ力を活かし、どのような対話を心がけ、社員から「楽しい」という言葉を引き出すのか、お伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
DX人材育成プログラムを社内で受講させたが、あまり活動が活発にならない。ユーザー(顧客)視点での、企画やサービス作りを広げていきたいが、浸透が難しい。こういった育成・組織変革の課題を持ちながら、良い伴走パートナーに巡り会えていない人事やDX部門の担当者の皆さまへ。
いわゆる研修会社ではない、「人のこと」「社会のこと」「ビジネスのこと」を日々探求するデザイナー集団だからこそキモチに訴えかける「楽しい」体験を提供します。そこで得た、学び・気づきそして仲間との関係によって、継続的に社員の変化や会社の風土醸成を促していきます。
これまでのやり方を変えていきたい、時間がかかっても本質的な取り組みをしたいとお考えの方へお伝えできればと思っています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちは、「自らの想いを持って、仲間と共に、創意工夫を凝らして仕事を楽しむ」という、当たり前のようで難しい働き方を、真剣に実現したいと思っています。言うなれば、多くの組織やビジネスパーソンが、笑顔の溢れる職場で楽しく働く「ワークライフエンターテインメント」の実現を追求していると言えます。
「デザイン」の持つさまざまなチカラを生かし、個人の内発的な動機作りや、チームの関係性の向上、新しいアイデアや仲間作りの支援など、単なるスキルやプロセスのインストールではなく、心が動かされるワクワクする体験を通じ、変化を促す場を提供することを使命だと思っています。私たちの独自性とともに実践の場の事例などを添えてお話ししたいと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
社員や会社の変化が必要だと感じ、「半強制的なインプット重視の勉強」が必要だと感じている方や、「強制的にでも新しいことを学ばせなければ」と思っている皆さんが、「そういうアプローチもありだな……『楽しそう』」と思える内容にできたらと思っています!
- 島田 賢一氏(しまだ けんいち)
- 株式会社グッドパッチ Design Division Marbleチーム マネージャー
- 家庭用ゲームプランナーとしてキャリアをスタート。コンサルティング事業や事業開発での経験を経てGoodpatchへ。多数のPJ経験とゲームプランナーの強みを活かし、参加者がイキイキと楽しくなる場(ワークショップ)を提供し続け、2023年9月に人材育成・組織変革を専門とするチームMarbleを発足。
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