講演者インタビュー
組織の持続的成長を実現するためには
~自社の業態や文化に合わせた「人材定着戦略」の描き方~
株式会社エリクシア 代表取締役/医師/産業医/経営学修士(MBA)
上村 紀夫氏
「人材定着」と聞くとどんなイメージを持ちますか。多くの場合、企業に長く所属してもらうことを想像されるかもしれません。しかし、実は「健全な定着と不健全な定着」があり、長期間働いてもらうことが最適解とは限らないこともあります。本講演は企業成長・事業継続に欠かせない人材定着をテーマに、早期離職やメンタルダウンを防ぎつつ組織活性に繋がる、自社の業態や文化に合った戦略の描き方と取り組みをお伝えいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、下記のような課題をお持ちの経営者や人事マネジャー、人事労務担当、組織開発担当向けの内容です。
・組織が拡大している中で、早期離職やメンタルヘルス不調などの課題が増えている
・組織の持続的成長を目指す中で、人材の定着や組織活性に課題を感じている
・中堅社員や優秀な社員の離職に課題を感じている
さまざまな企業の経営者・人事担当とお話ししていると、このようなご相談をよくいただきます。
「採用(人)が増えるにつれて、メンタル不調や離職の問題も増えている」
「人の定着に課題を感じているが、何から始めればいいか分からない」
「いろいろやってはいるが手詰まり感がある」
「自社の施策の方向性が合っているか自信がない」
など
そこで、本講演では、企業成長・事業継続に欠かせない「人材定着」をテーマに、早期離職やメンタルダウンを防ぎ、組織活性を高めるための人材定着戦略の全体像と対策をお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
多くの企業にとって、企業成長と事業継続のための「人材定着」は重要なテーマです。
既知のとおり、少子高齢化に伴い日本の生産年齢人口は減少の一途をたどっています。主婦層や高齢者の労働参加が増加していることで、労働力人口は増えているものの、長期的に考えると人口減少に伴い働く人の数そのものが減っていくことは明らかです。すでに多数の企業で「働き手がいない」「人が採用できない」という課題を抱えていることでしょう。それだけでなく、「入社後早期の離職」「メンタル不調による長期休職や離職」というお悩みは、企業が成長し組織の規模が変わっていく中で、必ずと言っていいほど向き合う問題です。
そこで、本講演では「人材の定着」にフォーカスしてお話しします。
ポイント1 なぜ会社の想いは届かず、従業員のココロは離れるのか?
ポイント2 離職やメンタル問題を同時対処する!発生プロセスの解剖
ポイント3 「健全な定着」「不健全な定着」から読み解く、自社の業態や文化に合わせた定着戦略
今後の企業成長を見据えたときに、早期離職・メンタルヘルス・組織活性などに課題を感じている、経営者、人事マネジャー、人事労務担当、組織開発担当の方にとって役立つ情報になれば幸いです。自社にとっての定着の最適解を一緒に深掘りしていきましょう。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
エリクシアは「ココロの問題が生みだす足かせから組織を解放する」をミッションに掲げ、離職やメンタルヘルスといった組織課題と向き合っている企業です。私自身、産業医やコンサルタントとして日々経営者・人事担当の方を支援しています。その中で感じていることは、ビジネススピードや労働環境が変わる中で課題は見えていても、打ち手が見いだせていなかったり、施策の手詰まり感を感じていたりする企業が多いことです。
本講演では企業成長に欠かせない「人材定着」をテーマに、本カンファレンスにて初公開の全体戦略をお伝えします。本講演でお伝えするノウハウが、皆さまの組織課題解決の一助となれば幸いです。
- 上村 紀夫氏(うえむら のりお)
- 株式会社エリクシア 代表取締役/医師/産業医/経営学修士(MBA)
- 名古屋市立大学医学部卒。病院勤務を経て、ロンドンビジネススクールにてMBA取得。戦略系コンサルティングファームを経て、2009年にエリクシアを設立。メンタルヘルス対策/離職対策の専門家として企業を支援。著書に『「辞める人・ぶら下がる人・潰れる人」さて、どうする?』(クロスメディア・パブリッシング)等。
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