講演者インタビュー
なぜ人事データの一元化は進まないのか~経営と現場、人事部門の間にある壁の超え方
株式会社ラキール 営業本部 執行役員
若林 紀親氏
戦略人事を実現する上で、SaaSなど様々なシステムの導入による効率・自動化は有効な手段です。一方で導入が容易になったことで、各事業部が個別最適なシステムを導入し、全社的な統制がとれず必要なデータが蓄積されない等の弊害が起きています。要因の一つに、経営と現場、人事の間にある考え方の違いなど「壁」があるからです。本講演では「壁」を超え、散在したデータを一元化した実際の企業事例を基にお話します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
企業におけるDX推進、人的資本経営に向けた戦略人事の実現の方法の一つとして、SaaSを始めとしたシステム導入が進んでいます。一方で、システム導入が容易になったことで部門ごとでのシステム導入が可能となり、結果として社内にさまざまなシステムが乱立し、データも散在している現状があります。
このような要因の一つとしてあげられるのが、経営層と現場、人事部門などの間にある認識のズレや考え方の違いなど、「経営と現場の壁」です。このような状態のままでは、システムを導入したとしても得るべきデータを正確に集めることができず、戦略人事の実現に支障が生じてしまいます。
本講演では、このような状態を解決する方法を事例と共にお伝えします。「経営、現場の足並みがそろっていない」「システムばかり導入され戦略人事が進まない」「データは蓄積されているが人材戦略に生かせていない」などの課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
戦略人事を実現する上で、システムの導入による効率化、自動化は有効な手段です。
一方で、システムの導入が容易になったことで、社内でさまざまなシステムが乱立し、データも散在、各部門が個別最適なシステムを導入することで、全社的な統制がとれず必要なデータが蓄積されないなどの弊害を引き起こしている状態も珍しくありません。
このような状況になってしまう要因の一つに、経営、現場、人事部門などの意思疎通が取れておらず、それぞれの部門間に意識の“壁”が生まれていることがあげられます。
本講演では、そのような状態に陥ってしまう原因を改めて明示します。自社の状況を把握すると共に、システムやツールを有効的に活用し、経営と現場の壁を超えて戦略人事を実現し、企業価値を向上させる方法について、実際の企業の事例を基にお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事DXや戦略人事の実現にむけたSaaSをはじめとしたシステムの導入は今後もトレンドであり、有効な手段の一つです。だからこそ、導入したシステムを有効に活用するために社内での意識の統一、管理部門が先頭に立った統制の実施は重要です。本講演では、当社が提供する統合人事システム「LaKeel HR」をはじめとした「LaKeelシリーズ」を活用し、これらの課題解決に取り組んだ実際の事例をお伝えします。
戦略人事の実現、人的資本経営、企業価値の向上に有益な情報をお伝えできるよう丁寧にお伝えします。このような課題に少しでも興味がある、課題を解決したいとお考えの方は、ぜひご参加ください。
- 若林 紀親氏(わかばやし のりちか)
- 株式会社ラキール 営業本部 執行役員
- ERPパッケージベンダのコンサルタントとして、業界問わずHR領域のプロジェクトを推進。2018年ラキールに参画し「LaKeel HR」の立ち上げや、HR Opsの効率化とHRBPへの移行を支援。人事部に寄り添い、現在の課題をデジタル領域と非デジタル領域に整理しながら伴走している。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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