――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

社内の自律学習やキャリア自律を推進したいとお考えの、人事・人材育成担当の方に聞いていただきたい内容です。

多くの企業がLMS（学習管理システム）の活用、社内外の学習コンテンツの整備に取り組んでいますが、「従業員が自律的・自発的に学ぶ」状況をつくれず困っている、というケースは多いのではないでしょうか。

プラットフォームや学習コンテンツは、「入れたら終わり」というものではないため、やはり人事の皆さまによる情報発信や働きかけ等が必要不可欠です。

本講演では、現場の従業員のみなさまが自ら「学ぶべきこと」や「やるべきこと」を見出していき、なおかつそういった取り組みをシステムに蓄積・共有していくための施策・方法についてお伝えします。

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

私たちは後継者育成（サクセッションプランニング）の考え方が、従業員の自律学習・キャリア自律のカギになると考えています。ただし、私たちの言う後継者育成の考え方は、「経営層・幹部候補」だけを対象にしたものではありません。現場のメンバーや管理職にも適用できる考え方ですので、ぜひご注目ください。

講演で紹介する思考法やフレームワークなどを通じて、従業員自身が必要なスキルや経験を見出し、キャリアパスや学習ロードマップを構築できるようになることをイメージしています。そしてこのアプローチには、LXP（Learning Experience Platform）のようなシステムを活用することが効果的です。

LXPを使うことで、組織内でのキャリアパスや学習ロードマップの共有・蓄積が可能になり、学習が個人にとどまらず、周囲の従業員にも波及していきます。学習者が主体となって学びを選択・収集し、その道筋をシェアすることで、よりパーソナライズされ、その組織に根ざした学習環境をつくることができるのです。

この講演では、後継者育成とLXPを組み合わせ、従業員の迷いを減らし、キャリアの自律を生み出す方法についてお伝えします。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

自律学習・キャリア自律の推進は難しい課題です。

この難題について私自身が日々学び、実践し、試行錯誤している内容を少しでもお伝えできればと考えています。

今回の講演が、みなさまが向き合う課題を解くためのヒント・きっかけになればと考えております。皆さまのご参加をお待ちしております。

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