講演者インタビュー
調査結果から紐解く女性活躍推進
~女性はどうしたら管理職に「なりたい」と思えるか~
㈱ベネッセコーポレーション 大学社会人カンパニー 女性キャリア支援事業部 部長
白井 あれい氏
昨年のコーポレートガバナンスコードの改訂や、労働環境、政府動向等により、企業における女性活躍推進はまさに待ったなしの状況となっています。一方で、「女性側が管理職をやりたがらない」という声もよく聞かれます。本講演では、女性社会人の調査結果の分析を通じて、女性が管理職になりたいと思うには何が必要なのかを解きほぐしてご提示いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
女性管理職比率の向上など、人事やDE&I・ダイバーシティ推進を担当している方に向けた内容です。特に、社内の若手女性が、自らキャリアの選択肢として、管理職・リーダー職を目指すことに前向きになってほしいと願っている方に最適な内容です。当社で独自に行った女性社会人への定量および定性調査の分析結果を基に、「女性が管理職になりたいと思うには何が必要なのか」という問いにお答えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
まずは、社内で女性活躍推進を進める際に、無意識のうちに前提となっている『思い込み』への新しい視点をご提供します。その上で、管理職になりたいと思っている方と思っていない方の相違や、なりたいと思っている方に備わっている環境、そして具体的な「なりたくない」を「なりたい」と自発的に思っていただくための方策まで、女性活躍推進(特に管理職比率向上)に求められることをフルパッケージでお届けします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
多くの企業の方とお話しする中で、女性活躍推進、特に女性管理職比率向上への強い危機感を感じていました。決して数字合わせをするのではなく、女性社員のキャリアオーナーシップを高め、働く意欲・エンゲージメントをさらに向上させながら、結果として女性管理職比率が上向くことを目指しています。少しでも女性活躍推進に関わっていらっしゃる方は、ぜひご参加ください。
- 白井 あれい氏(しらい あれい)
- ㈱ベネッセコーポレーション 大学社会人カンパニー 女性キャリア支援事業部 部長
- 大学卒業後、厚生労働省に入省。法改正担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職し、戦略コンサルタントとして勤務。出産後、生後半年の長男を連れて、英オックスフォード大学大学院に留学。帰国後、資生堂に転職し、グローバルブランドの戦略立案等を担当。シンガポール勤務を経て、2020年にベネッセに入社。
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