講演者インタビュー
ぶれない「健康経営」の実践でエンゲージメントと組織活性化を図る
産業医科大学 産業衛生教授
浜口 伝博氏
健康経営は経営戦略のひとつです。「採用に有利になる」「会社のブランディングになる」と表面的に捉え「健康経営優良法人」の取得を目的としている方もいますが目的と手段を正しく理解し、健康経営にしっかりと取り組むことで従業員のエンゲージメント向上、組織活性化に繋がります。では、どうしたら「しっかりと取り組む」ことになるのでしょうか。30年以上産業医として企業の健康支援を行ってきた浜口伝博先生が解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は以下の課題を解決したい方に向けた内容です。
・健康経営の効果がいまいちわからない方
・従業員のエンゲージメントを向上させる施策にお悩みの方
・離職率改善/帰属意識の醸成方法を知りたい方
・組織活性化を目指したい方
本来、健康経営は経営戦略の手段のひとつです。しっかり取り組むことで従業員のエンゲージメントを向上させ、プレゼンティズムの改善やレジリエンスのある職場づくりの実現に繋がります。しかし、手段と目的をはき違えている方も多く、健康経営の推進が“形だけ”一人歩きし、従業員を置いてきぼりにしてしまっています。従業員を置いてきぼりにせず、組織活性に繋がる健康経営を知りたい方はこの機会にご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本質的な健康経営実践のポイントは、“目的”と“手段”を正しく理解することです。
健康経営優良法人の取得が目的となっていませんか。健康診断、ストレスチェック、法令遵守をすることが目的になっていませんか。それらをやって終わりになっていませんか。手段と目的を正しく理解することが健康経営の本質に繋がります。それらを正しく理解したうえで健康経営の真の目的はなにかを解説します。
本講演は30年以上産業医として活動し、企業ではたらく従業員の健康支援に携わってきた産業医科大学産業衛生教授浜口伝博先生をお招きし、健康経営の本質を解説しながら、具体的な事例も交えてセッション形式でお話しいただきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
皆さまの課題解決・目的達成のために必要な手段は何でしょうか。その手段を用いることでどのような効果や付加価値が得られるでしょうか。本講演では貴社の課題解決にむけた有効的な手段のひとつとして「健康経営」についてご紹介します。健康経営の取り組みは一朝一夕では成り立ちません。効果を実感できるようになるまで月日は必要です。しかし、本質を正しく理解し、PDCAを回すことで従業員のエンゲージメントの向上や組織活性に繋がります。結果的に組織が一回り大きく厚く成長できる可能性を秘めているのです。本講演が、皆さまの新しい知見や課題解決のヒントになることを願っています。
- 浜口 伝博氏(はまぐち つたひろ)
- 産業医科大学 産業衛生教授
- 産業医科大学医学部卒業。病院勤務後、(株)東芝、日本IBM(株)にて専属産業医として勤務。産業医として独立後、大手企業で統括産業医、労働衛生コンサルタントとして活躍している。政府委員や医師会、関係学会の役員を務め、産業医科大学教授をはじめ、東海大学医学部非常勤講師、順天堂大学医学部非常勤講師も担当中。
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