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日本の人事部「HRカンファレンス2024-春-」 
				2024年5月15日(水)・16日(木)・17(金)・21(火)・22日(水)・23日(木)開催

[主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2024-春-」トップ 講演者インタビュー 佐藤 映氏(株式会社リーディングマーク 組織心理研究所 所長/臨床心理士・公認心理師)インタビュー

臨床心理士と考える、自社にマッチする人材採用のための面接技術と仕組み運用

佐藤 映氏 photo

株式会社リーディングマーク 組織心理研究所 所長/臨床心理士・公認心理師

佐藤 映氏

短い時間の中で候補者の魅力を引き出し、評価をしなければならない採用面接。 「候補者から何を聞き出せばよいかわからない」 「面接官の評価が人それぞれになってしまっている」 など、面接の進め方や判定の質についての課題感を人事の方から聞くことも多くあります。本講演では、面接での質問の仕方や、候補者の語った内容の捉え方、評価する際のポイントについて、心理学の考え方を交えて解説します。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

本講演は、採用面接の質を見直すことで、より自社にマッチした人材に入社してほしいとお考えの採用責任者の方やご担当者様に向けた内容となっております。

ある程度の採用基準があって運用していても、具体的にどのように面接を実施し、候補者を理解・評価するかが課題となっている企業は多くいいます。特に、「採用基準を踏まえてどう面接し、候補者を評価するか」の企画・設計と、「面接官をどう育成し、面接にあたってもらうか」の運用の2点は、見過ごされがちです。せっかく苦労して採用基準を定めても、運用まで定めていないとその努力が無駄になってしまいます。

そこで本講演では、採用面接の企画・設計や、面接官への周知・運用について、心理学の観点もふまえて解説いたします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

特にご注目いただきたいのは、面接内での面接官の具体的な振る舞い(質問の仕方、候補者の反応・語りの解釈の仕方、評価する時に意識すべきこと)についてです。

採用基準を満たしているかどうかを判断するために、どのような質問をし、その質問に対して候補者が話したことをどのように解釈し、評価に変換していくのか。

構造化面接や採用基準の判別方法などはある程度共有されていると思いますが、実際の面接で面接官が何を気をつければ良いのか、どのような能力を伸ばせば良いのか、といった点は共有されていない場合も多いと聞きます。今回は、面接の現場視点での内容を中心にお伝えします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

面接の技術は一朝一夕で身につくものではなく、場数を踏むことが大切ですが、やみくもにやっていても面接スキルは向上しません。面接は何をどう評価する場なのかを理論的に理解しておくことで、面接官自身がそれをどれぐらいできているかということを常に自己評価しながらスキルを高めていくことが効率的です。

本講演では、一般論だけでなく、具体的な場面を想定しながら、どう柔軟に面接を進めるべきなのか、採用活動の運用を進化・改善させるべきなのかを、心理学の観点を紹介しながら、参加者の皆さんとともに考えたいと思います。

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講演者プロフィール
佐藤 映氏(さとう うつる)
株式会社リーディングマーク 組織心理研究所 所長/臨床心理士・公認心理師
京都大学大学院 教育学研究科 博士後期課程(研究指導認定退学)。修士(教育学)。京都文教大学で教鞭をとった後、2020年に現職入社。「ミキワメ」の性格検査、ウェルビーイングサーベイの設計責任者を務め、臨床心理学の専門性をもとに組織や人事の支援を行う。

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