――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

組織力を強くし成長したいにもかかわらず、その中核となる管理職がうまく育成できていない組織の方に向けた内容です。具体的には以下のような課題をお持ちの組織の方に、ぜひ聞いていただきたいと思います。

・若手管理職を登用したいが、どのように育てていけばよいのかがわからない
・ベテラン管理職の後に続く後継者管理職を、体系的に育成する仕組みを構築したい
・今後組織を成長させていきたいが、必要な管理職が育っていない
・管理職の能力要件が明確でなく、管理職の能力にばらつきがある
・管理職の中には、管理職としての能力要件を満たしていない人がおり、そうした人をなくしたい
・管理職の育成方針や仕組みが構築されておらずこれから構築したい

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

管理職の育成は、これまでの担当者の育成の延長線上で、漫然と教育を施して達成できるものではありません。

まずは土台として、組織が管理職に求める能力について、その能力要素を明確に定義するだけでなく、具体的にどのくらいの水準でその能力が求められるのかを明確に定義する必要があります。そのうえで、求める水準に育成できるように、組織全体でのしくみと、その育成方法を徹底させる必要があります。

本講演では、全社的な仕組みとして管理職を育成するための「全社後継者育成システム」の考え方とその仕組みについて解説。また具体的に1on1を通じて、どのように後継者となる管理職を育成していくのか、実例も紹介しながら具体的な処方を提示します。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

本講演は管理職の育成にフォーカスをしていますが、基本的な考え方は管理職に限らず広く応用がきくものです。本当の意味で「人にやさしい会社」とは、従業員を育成し「どこに行っても通用する」マーケタビリティを持つ人材に育てることだと考えています。

社員と組織が対等なパートナーとして、お互いに成長しあえる関係を築いていくヒントをこのセミナーで皆さんにお伝えできれば嬉しいです！

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