講演者インタビュー
全社員のワークリテラシー向上を目指したリスキリング戦略
“AIと協働”する時代に必要なビジネススキル
株式会社環 代表取締役社長 CEO
青木 沙織氏
ChatGPTやCopilotなど生成AIの登場により、文書作成やコミュニケーションといった身近な業務にAIが関与する時代になりました。本講演では、生成AIの日常業務における活かし方や社員全員がビジネススキルとしてどのようなワークリテラシー(DX・IT・AIのリテラシー含む)を身につけていく必要があるのかを解説します。活躍し続ける社員を育成するためのリスキリング計画のポイントもお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
AIが日常業務に浸透しはじめている現代において、業務のやり方や働き方をアップデートすることはどの企業においても緊急課題です。AI・生成AI・DXなどを理解し、リスキリングを推進する方々に向け、課題解決の糸口を提供します。
具体的には、以下の課題をお持ちの人事部門・DX部門・経営者の方に向けた内容です。
・生成AIが業務上、何をどこまでできるのか知りたい方
・生成AIの導入をしたが活用が難しい方、または、これから導入を検討しなければならない方
・ITリテラシー・DXリテラシー・AIリテラシーが何かを知りたい方
・これからの時代に必要なリスキリングを知りたい方
・社員のITリテラシーの向上が必要であると感じている方
・DX推進に伴うリスキリングを進めており、今後のアクションを検討している方
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
生成AI(ChatGPTやCopilot for Microsoft 365など)の登場により、私たちの日常業務に身近な存在となったAI。AIの進化と同じく私たち“人”側も働き方やスキル・リテラシーをアップデートしなければなりません。
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進は、「変革」をもたらすことをゴールにしています。「変革」には、AIの活用は避けては通れないパートになるため、社員のリスキリングには必ず盛り込むべき要素になります。
その反面「AIに仕事を奪われるのでは?」といった声が社内から出ていて、AIの導入に後ろ向きな社員がいるということも、時折耳にします。これはAIを正しく知らないことから生まれる不安です。
しかし実際は、AIのサポートで、私たちはより“人間らしい”能力を発揮・拡張させることができます。その結果、生産性や効率性の向上だけでなく、仕事の質を負担なく向上させることにつながるのです。
これからは、「AIを活用した働き方 = 新しい“ワークリテラシー”」が必要な時代になります。AIの基礎、生成AIの日常業務における活かし方、新しい”ワークリテラシー”とは何か、をAI初心者の方向けにやさしく解説していきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
“AIとの協働”するのか、それとも“AIを避けて働く”のか。どちらを選ぶかによって、社員の働き方やウェルビーイング、しいては企業の競争力において、大きな差が生まれることは明らかです。
今回の講演を通して、AIを正しく知っていただければと思います。また、AI時代に求められるワークリテラシーとそのための人材育成の方向性や方法について、分かりやすくお伝えいたします。
- 青木 沙織氏(あおき さおり)
- 株式会社環 代表取締役社長 CEO
- 文系出身でエンジニアに。営業・企画・マーケティング・コンサルティングやマネージメント等を経験し、DX推進コンサルティング、IT人材教育に従事。現場を巻き込んだより実践的なアプローチを通して、企業成長を止めない「人間とAIの協働」の実現によるワークリテラシー向上を目指したリスキリングを支援している。
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